次男(眉太)さん
最新の記録ノート
 |
2007年 |
 |
 |
6月 |
 |
| 日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
| |
|
|
|
|
1 |
2 |
| 3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
| 10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
| 17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
| 24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
月別に見る
タグ別に見る
|
07年06月17日(日)
自然読みもの。 |
|
< クリスマスキャロル...
| Happy Bir... >
|
①ハチ
ミツバチはご存知のとおり円ダンスや8の字ダンスをする。
円ダンスは、巣の周囲に蜜源があるからみんなそのへんを飛び回って探せーという合図である。
一方、ハチの字ダンスは、巣から蜜源に対して、方向、距離などを伝える。
方向については巣と太陽を直線に結んだ線に対してハチの字ダンスの角度を変えることで蜜源がどの角度にあるかを伝える。
考えればだいぶすごいことだが、身振り手振りで目的地を相手に正確に伝えるのである。
また、飛ぶスピードを変えることで蜜源までどのくらい距離があるかも伝えることができるのである。
なんて効率的な情報伝達!それはもうCIAに匹敵する能力だろう。
ハチの巣も驚くような建築物である。フランク・ロイド・ライトにも安藤忠雄にも負けないだろう。
蜂の巣は六角形の巣穴が重なり合った形状をしており、これをハニカム構造といってCCDカメラなどにも生かされている。
まずなぜ六角形が採用されたか?
面積を隙間なく埋めていこうと思えば三角形、四角形、六角形のいずれかになる。
この中で一番辺の長さが、いわゆる材料が少なくてすむのが六角形なんだそうである。
また、巣を作るときに使用するロウを生み出したという点でも創意工夫が感じられる。
最初は泥だったのが、木や何かを噛み砕いたパルプにそして耐水性もあるし強度もあるロウを生み出した。
3匹の子豚も真っ青の家作りである。
ミツバチの巣はスズメバチに襲われることがある。
そんなとき、ミツバチはどうやって巣を守るのか?
驚くことに熱でスズメバチを殺すのである。
スズメバチにくっつき翅を高速で動かすことで熱を発生させ、たくさんで囲みスズメバチを殺すのである。
ではアリはどうなのか?
アリにも驚くべき種類がたくさんいる。
ハキリアリは集めてきた葉っぱを栄養源としてキノコを育て、キノコだけを食べる。
なんと、農業を営むアリなのだ。女王は引越しするときにはキノコの胞子をくわえて引越しし、引越し先でもキノコを育てていくのである。
日本代表としては、サムライアリという渋い名前のやつがいる。
サムライアリは、自ら餌集めをしないのである。
ではどうやって生きていくのか?
なんと他のアリの巣を襲い、蛹や幼虫を連れて帰ってきて、自分達の巣で働かすのである。
②ダンゴムシ。
誰もが一度は遊んだことがあるし、植木鉢の下にいるダンゴムシ。
彼らは実は異国からの侵入者で明治時代に長崎に来たのが最初とされている。
なんとまあ今ではすっかり地元面である。
しかし、坂本竜馬や高杉晋作が幕末を駆け回った頃には、まだ日本の石ころをひっくり返しても彼らはいなかったのである。
庶民の間に牛肉を食べる習慣が広がっていくように植木鉢の下ではダンゴムシが広がっていったのである。
③セミ
世の中広いもので、17年ゼミというやつもいる。
セミのくせに17年も生きる。
17年間土の中で生活して地上に出てくるのだが、なんと、みんな同じ年に出てくるのである。17年に一度の宴なのである。
だから17年に一度ものすごいことになるらしい。
都会の中をしゃーしゃー騒ぐクマゼミなんか目じゃないだろう。
17年後のパーティをみんな忘れないのはすばらしい。
一度お呼ばれしたいものである。
④ホタル
あんなきれいなホタルにも残虐なやつがいる。
他のホタルの真似をして、寄ってきたやつをなんと食べてしまうのだ。
交尾したさにフラフラと寄ってきたホタルはたまったもんじゃないだろう。
それはもう立派な美人局である。
「今日は私のおうちに来ない?」
で行ったら。
「がぶっ。」
である。
南無。
⑤偶然好きな虫。
世の中には運も実力のうちといってはばからない輩もいるが、それを地でいっている虫たちもいる。
ツチハンミョウという昆虫は数千の卵を産む。
ここから生まれた子供達はとりあえずその辺にある適当なものに登りだす。
この時にハナバチの集まる花以外に登ったやつは全部アウトである。
次に花の上で来た昆虫に適当にしがみつく。
この時にも運良くハナバチにつかまればいいが、ハエやハナムグリなど違う虫に捕まってしまうとアウトなのである。
そうしてハナバチに捕まったやつだけがハナバチの巣に潜りこむことができる。そしてそこで花粉や蜜や卵を食べて暮らすのである。
人生自体が運試し。
彼らこそ生きるギャンブラーである。
いつだって彼らが賭けるのは自分自身なのである。
⑥カラス
カラスは賢いといわれるが本当なのか?
あるところには貝を食べるカラスがいる。
硬い貝殻をどうやって割るのか?
カラスは高い場所から落として割るという方法を見つけた。
重力の力で貝を割ることにしたのだ。
しかし、空高く飛ぶことは疲れるし、落とした貝もなくしてしまうこともある。
そこで彼らが次に目をつけたエネルギーはなんだったのか?
それは、車である。
車が通る場所に貝をおいておき、車がひいて貝殻が割れた貝を食べるのである。
ワットやフォードもまさかカラスの役に立てるとは思いもしなかったろう。
|
| 【記録グラフ】 |
|
|
コメントを書く
|
| ページTOPへ戻る↑ |
|
|