通勤中の音楽は、ここんとこずっとストレイテナーの『ネクサス』。一日一日の密度が高いせいか朝がしんどいけど、おかげでだいぶ助けられてます。これだけ音の広がりが増しているにもかかわらず、ストレートさは微塵も失われてない。よほどの実力と確信とがなければ、これだけの直球勝負、続けてはこれなかっただろうな。とりわけ「Little Miss Weekend」~「Ark」~「Lightning」の流れは鳥肌モノ。変な自意識なしのストイックな音は元気をくれます。23日のライブが楽しみ。
《〔春樹〕……ロバート・ホーレイユというのがね、テートの腹さいたわけだ。トゥルーマン・カポーティが刑務所に彼をインタビューに行くわけ。自分のやったことどう思うかというとね、彼はどうも思わないというのね。で、何といったかというとね、what happened is all good というの。起こってしまったのはみんなよいことであるというのね。何となくわかるような気がしたのね。罪悪感というのはまるでないのね。/〔龍〕うん、そう。/〔春樹〕what happened is all good――それでその次は、時はそのように流れるといってるわけよ》。
《〔春樹〕what happened is all good というのはさ、ぼくと龍さんのとらえ方はね、やっぱり逆だと思うんだ。逆というのは、まったく同じかもしれないけれど、出方は逆だという気がするんだ。何となく。うまくいえないけれど。……非常に冷たい風がね、霙まじりの。起こってしまったことはみんな良いことである、それでも我々は永久に幸福にはなれないといった、……ごくオーバーにいえば七〇年代のオデッセイ。……必ず崩壊はくると思うのね。経済的にも精神的にも。そこで小説がどう生き残っていけるのかというのがやっぱり問題だと思うのですよ》。