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09年11月04日(水)
古典 |
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< 文化の日
| 王手 >
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【今日のできごと】 日の出前、先日の写真よりほんの少し前のシャッターチャンスを狙ってみた。 2~30秒違えば別の世界になってしまうようなドラマチックな瞬間である。 そして、西の空には こうこうと冴えわたる月が沈むところであった。 淀川堤防 朝6時頃
【今日の感想】 <古典を学ぶべし、古典とは古きものにあらず。時を超えゆくものの姿なり> 俳詩「古志」は巻末に「俳句の五か条」を掲げている。主催者は本紙(読売)「四季」欄の俳人、長谷川櫂さんで、長谷川さんの信条でもあるのだろう。その一条を読んで二つ、三つ、「そういえば」と思い浮かべた文章、詩句がある。 蕪村の句 <老いが恋わすれんとすればしぐれかな> は、二百数十年も昔の人が詠んだとは思えず、作者名を隠せば平成の作品で通るだろう。平家物語で二位の尼(平清盛の妻)が8歳の安徳天皇を抱いて入水する時の言葉、<浪の下にも都のさふらふぞ>は、いまも読む人の涙を誘ってやまず、源氏物語で光源氏が老いを語る言葉、<さかさまに行かぬ年月よ>には誰もが深くうなずく。 何百年も前の作者と、あるいは作中人物と、詩を超えて会話出来ることが古典に触れる喜びに違いない。「文化の日」を挟んでの読書週間も後半にはいった。古典に向かうには時間と根気が要り、「いますぐには、ちょっと・・・」という人もあろう。年末年始の休みに読む本を求めて書店を散策し、読書の冬支度をするもの楽しい。 2009.11.04 よみうり編集手帳より
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