|
|
10年03月23日(火)
お彼岸 |
|
< 帰ってきました
| へボ将棋 >
|
|
【今日のできごと】
【今日の感想】 江戸の浮世絵師、歌川豊春に辞世の一句がある。<死んでゆく地獄の沙汰はともかくも 跡の始末はカネ次第かな>。心にかかる「跡の始末」とは残してゆく借財か、あるいは葬儀のことか? 作者未詳の歌に <死んだとて知らせてやれば来にゃならん つい忘れたとうっちゃておけ>。二首の歌を引くまでもなく、葬儀を営む側には、費用の心配と、参列者を わずらわせる申し訳なさとがつきまとう。宗教学者、島田裕巳氏の『葬式は、要らない』(幻冬舎新書)が売れているという。 送る身、送られる身、思案する人が多いのだろう。洋画家の梅原龍三郎は<葬式無用、生者は死者の為にわずらわされるべからず>と遺言状に記した。幾度か肉親を送った経験を顧みて、悲しみのあとに用意された葬儀という非日常の”異空間”に救われた気がしないでもない。日常のなかで真向かう喪失感はたぶんもっとつらかったと思う。画伯の言葉に半分はうなずき、半分はうなずけずにいる。香華を供えつつ、送られた人の声も聴いてみたいところだが、いつものことで、何も考えてはくれない。春の彼岸も、あすで明ける。
|
|
|
| 【記録グラフ】 |
|
|
コメントを書く
|
| ページTOPへ戻る↑ |
|
|