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10年08月20日(金)
先々週に読んだ本 |
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【朝ごはん】- 【昼ごはん】(12:00)お弁当 レタスと豚こま炒飯、戦国味噌汁、きんぴらごぼう、枝豆、ミニトマト 【晩ごはん】(20:15)外食 インド料理 ベジタブルカレー、ナン、ラッシー 【夜食】(21:45)自宅 アイス1/3 【今日の感想】 先々週に読んだ本。ちなみに先週は嫁の実家でのほほんと暮らしていたので、あまり進みませんでした。
■「日本の神様-よりみちパン!セ」 畑中章宏
理論社の「よりみちパン!セ」シリーズ。ヤングアダルト。 「日本の神様」というタイトルだが、メインテーマは「神像」。大人向けの本でも「神像」についてここまで載っている本はない・・・というかこの著者しか神像について語れる人がいないのではないか?
中学生向けということで、関西弁のお父さんとその娘っ子が日本の神像を見て周るという設定で、神像を中心に日本の神様について解説しています。
日本神道の本となると、難しい漢字の神様がたくさん登場して、「お前ら本当に神様なのか?」ってくらいの昼メロ並みの人間関係の複雑さで兄弟家族でドロドロの愛憎劇を繰り広げるか、もしくは、正式な参拝の仕方やお社や鳥居の様式の解説だったりというのが普通ですが、この本はあくまでも「神像」。
もともと日本の神様は、八百万の神と言われるとおり、山も海も風も物もすべてが神様、当然人間の形などしていない。姿がないから「鏡」なんかをご神体とするんだけど。 それが外国からの仏教伝来で仏像が入ってくると、その影響を受けて(神仏習合)、神像が作られるようになった。
神像が仏像と違うのは、作られた年代や作者の記録がまったく残っていないことで重要文化財にはなりにくいようだ。私も今まで仏像は様々な場所で見てきたが、神像というのはまったくと言っていいほど記憶に残っていない。
神の国に、仏教が入ってきて広まって行くその歴史もおもしろい。すでに海の見下ろせる丘の上とか「気の良い場所」は、すでに神社の土地となっている。仏教としてはお寺をそこに建てたい。そこで坊主が「いつも悪いことをしている神様が、回心するために仏の道へ入りましたとさ。」などという無理のあるストーリーを作り、神社を乗っ取ったりする。 神宮寺なんてのは、そんな神仏習合の結果です。
そんな「神像」、近いところでは箱根神社にあるそうで、機会があればちゃんと見てみたい。
■「村上式シンプル仕事術」 村上憲郎
仕事術の本であるが、普通の仕事術とはかなり異なる。時間の使い方、ノートの取り方、整理術、接客術・・・そんなことは書いていない。 著者は社内公用語を英語にしたGoogle JAPANの名誉会長、「シンプル英語術」がベストセラーというグルーバルなお方。 かと言って英語ばかりってほどでもなく、数10年・数100年の過去でも未来でも使える仕事の原理原則を7つ。 (1)会社のしくみを知る 会社全体を俯瞰できる視点から、自分が携わっている仕事を見る。 (2)財務・簿記の基礎知識 財務三表から自分の仕事の価値を知る。 (3)疑問はその日のうちに解決する (4)仕事の目的は顧客満足にある (5)仕事にプライオリティを付ける 100%を目指すな、8割程度で十分。日本人の仕事は効率が悪い。 (6)アイデアは頭で考えない (7)デール・カーネギーに学ぶ 『人を動かす』『道は開ける』
そして、グローバルの波に乗るための基礎知識を4つ。 (1)キリスト教の基礎を理解 欧米人のモノの考え方の根底にある。 (2)仏教の基礎を理解 (3)西洋哲学の基礎を理解 欧米人のモノの考え方の根底にある。 (4)アメリカ史の基礎を理解 アメリカという国はやっぱりすごい。
そして「経済」について。 日本人は経済について知らなすぎる。世界で何か大きな出来事があると「経済」はどう動くのか?日本の、各国のお金・社会はどうなる?というのが手に取るようにわかるためには「経済学」を学ぶ必要がある。それがビジネスマンの基本。
村上さんが必ず読むべき本として、マンキューの経済学本を紹介していたので、今度集中して読んでみようと思う。
■「差別をしよう!」 ホーキング青山
タイトルのインパクトが強すぎるが、著者は生まれながらにして四肢の関節が硬直し、車椅子で暮らす芸人。そう、お笑いの世界に生きるタレントさん。
「差別をしよう!」というのは、自分の短所(彼の場合は障害)に卑屈になって生きるのではなく、自分の得意分野を活かしていこうという、そういう意味での「差別」だ。他人に勝てる点で、相手より優越感を得て、自信を付けて更なる成長をする。 全員が横並びでゴールする徒競走のような、そんな世の中は誰も望んでいない。
障がい者である著者が生きてきた人生は、24時間テレビのドラマになるような泣ける話ではないけれど、真実が詰まっていると思った。
養護学校での笑い話。他の障がい者に、自分が障がい者であることに違和感があったこと。そして、たくさんの先輩芸人達に後押しされてお笑いの道へ入ったはいいが、障がいを理由に大人たちにうまく騙されて・・・と、普通の人間のように挫折や苦悩を重ねて成長している。これこそ人間がこの世に生まれて来る意義だ。どんな人間でも生まれてきたからには、短所を乗り越え、長所を活かすことで幸せを求めるんだ。 現代の日本は自信のない人ばかりで、自分に自信を持てない故に相手を思いのままに動かそうとする。そうすると弱者を見つけていじめたり、子どもを虐待したり、他人と接触を持たなくしようと努めたりする。自分に自信を持って生きている価値を見出してくれ。
読んでいて「そういえばそうだ」と思ったこと。 駅で車椅子で階段を昇るとき、昔は駅員総出で対応してくれて、そこには「愛」があったと彼は言う。私も思い出すと、車椅子の人を両サイドから二人で持ち上げ、前後には回りの人たちに「車椅子通りまーす」などと声を掛け合い階段を昇っていた。今の"バリアフリー"、安全かもしれないが「ひとりでやれ」と言われている感じだ。それが障がい者にとって、なんだか厚いバリアのよう。
■「6時に帰るチーム術」 小室淑恵
(株)ワーク・ライフバランスの代表。私も以前この方の講演を聴いたことがあります。 「ワーク・ライフバランス」という単語はこの人のおかげでとても有名になりまして、仕事と家庭の両立が重要だということをメディアでも取り上げられてます。 仕事の効率化で早く帰って家庭を大事にし、早く帰るどころか突然会社に来れなくなる人が出てもまったくチームに影響のない仕事のやり方としよういうのを提唱しています。
読んでみると、私の今働いている会社では、かなりの項目が実現できているかなと。数年前まではボロボロの体制で誰かひとり休むと仕事が進まないということがあったのですが、2年前の外資系企業との合併により、ほとんど改善されました。 どんな仕事でもファイルサーバの決まったディレクトリ構成の中に、決まった様式の文書を作ります。 「見積り」「要件定義」「設計」「テスト」「本番移行」「展開」「障害」などのフォルダ下がさらに細分化されていて、それぞれに決まった様式の文書があり、それを上から順番に埋めて行くのが、そのまま仕事の順番。 文書の種類はたくさんあるけれど、過去のを参考に今回の仕事に合わせて埋めていくだけ、その手順さえもが文書化されていて、何も知らなくて新しい業務に配属された人でも1週間もすれば難なく仕事ができるようになる。すべてがファイル化(および、メーリングリストを多用したメール配信)されているので、突然キーマンがいなくなっても何も問題なしという状態です。この恩恵ははかりしれないものがあります。
というわけで、この本に書かれていることは、小さな企業でも実施すれば大きな効果があると思います。 じゃあ、その効率化により空いた時間で「ライフの充実だ」と若い人が意気揚々と趣味にデートにと明け暮れる姿には、私はいささか抵抗あります。 「ライフ」は病気・子育て・介護であり、必要のないときは仕事優先というのが私の信条です。そういう意味では、「ワーク・ライフ・アンバンランス」の田島弓子さん(元Microsoft社トップ営業ウーマン)の言う「若いときは寝食を犠牲にしてでも仕事仕事で猛勉強」という姿勢を支持します。
*** 仕事帰りに途中下車してギャラリーに寄った。詳細は明日。
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