tomytomyさん
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11年08月10日(水)
読書新幹線 |
< イギリスのジェット...
| 夏休みの一日 >
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昨日は日帰りで新橋に行き、会議を持った。
2時間の会議に往復5時間以上かかったよ。なんて不経済な! と言いつつも、新幹線の中で、読みかけだった小説2冊を完読できた。
本来なら仕事をしている時間に読書して過ごせるなんて、贅沢と思うべきだろうな。 駅弁の大阪寿司も、特に巻きずしのかんぴょうのだしがしみてて、うまかったなあ。 -------------------------------------------------------------------- 昨日読んだ小説、百田尚樹著「風の中のマリア」はオオスズメバチが主役の小説だ。 主人公のマリアはワーカーと呼ばれる働きバチ。わずか30日しか生きられない運命だ。
昆虫自体が私は嫌いだが、読みふけってしまった。素晴らしい筆力だな。
人間は筋肉を動かすときに、蓄積された脂肪を分解してエネルギーに変えるが、 同時に乳酸も作り出し、これが筋肉疲労を起こす。
しかし、ワーカーは直接脂肪を燃焼できるので、筋肉疲労知らず。 いつまでも飛び続けることができるそうな。
スゲーなあ。ちょっとオオスズメバチがうらやましいって思ったよ。 ヘンタイかな。やっぱヘンタイだな。
女に生まれながらも、子を産まず、ただ戦士として戦い続けるマリア。
わずか30日しか生きられないオオスズメバチのワーカーだけど、 その30日生き抜けるのはわずか、1割にも満たない。
必死に生き抜き、使命を全うしたすさまじい30日間が描かれた習作だった。
オオスズメバチだけじゃなく、いろんな虫の生態も詳しく勉強できたよ。 虫が好きになれたかな。やっぱ虫は嫌いだな。 ----------------------------------------------------------- もう一冊は伊坂幸太郎著「終末のフール」。
8年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡すると予告されて、5年が過ぎ、余命3年という時間の中で、 人々が生きているさまを描いたユニークな設定の小説だった。
その中で、ひたむきに練習するプロキックボクサーのセリフが超カッケー!
「明日死ぬって言われたらどうする?」
「変わりませんよ。」
「変わらないって、どうすんの?」
「僕にできるのは、ローキックと左フックしかないですから」
「それって、練習の話でしょ?というかさ、明日死ぬのに、そんなことするわけ?」
「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか? あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」 ------------------------------------------------------------------------- オオスズメバチだけじゃないな。 ひた向きに生きている人間のカッコよさに心を打たれた。
巻末の著者の謝辞によると、このキックボクサーのモデルは、 K-1でも活躍した武田幸三選手だという。
鬼気迫る練習風景を見て、著者が魅了されたのだとか。 本物のストイック野郎なんだろう。
たかが3か月の腹割りくらいなんだってんだ。 明日死んでもいいくらい鍛錬して、ギリシャ彫刻のような腹割りを見せろよ。 タイヘンかな。やっぱタイヘンだな。
つーか、ヘンタイかな。やっぱヘンタイだな。
(昨日の運動)新幹線でストイック読書
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