こんなはずじゃないさん
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12年12月26日(水)
猛獣病院。
< 報告・連絡。
| 個室の費用。 >
彼は自己免疫性溶血性貧血という病気で入院して早1週間を超えた。 アメリカでは出産しても2泊3日で病院を追い出されるので、 貧血というやたら軽~い名前の病気で1週間の滞在は驚きの長さだ。 彼が入院しているのはNYの病院の呼吸器・循環器病棟の4人部屋。 これがまあ~~~。アメリカの病院、おそるべし! ここは精神病の猛獣が収容されている動物病院ですか???って感じ。 まず、一番まともなお隣のおじちゃん。 彼は気の毒なことに、多分血液系のガンの末期で、大量のモルヒネで一日中ラリラリ。 おかげで、"Hi honey! I love you. I love you. I love you!" “サンタクロース イズ カミング トゥナ~イト♪♪♪” "Oh me~n! I don't know me~n!" と夢心地の独り言を言ってるかと思えば、ゴゴ~~~っ!といういびきが聞こえ、 ともすればガバっと起きて、床にゲボ~~っ!!! Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン 斜め向かいの爺さんは、心臓発作で一時心臓が停止してICUに入っており、 回復してこの部屋に来たらしいのだが、 ボケが進んで、今どこにいるのかもわからないし、自分が歩けないことも忘れてるし、 おむつをしていることも分かっていない。 故に、催すと自分でトイレに行こうとするのだが、歩けないのでベットから落ちそうになる。 するとモルヒネのおじちゃんが毎回それを目ざとく発見して、 「ナース!ナーーーーーース!緊急事態発生!」と大声で叫び、 ナースが飛んでくると今度は、 爺さん「トイレにいかせろ!」 ナース「あなたは歩けないの!」 爺さん「そんな訳はない!」 ナース「歩けないんだから、おむつにして!」 爺さん「おむつなんてしてない!トイレに行かせてくれないなら、バケツをよこせ!」 それの繰り返し。 とうとうナースが根負けしてバケツをよこすと、 「う~~~~~~ん! うぅ~~~~~~ん。!! ふ~~~~~~~ぅ♡」 そして部中が猛烈な悪臭に包まれる。(_△_;ガァーーーン!! そして最悪なのが、4日前に入ってきた、下半身不随のおっさん。 入院の理由は、電動車椅子でバスに乗って移動中に ポテトチップを喉に詰まられて卒倒し、救急車で搬送。ε=Σ( ̄ )ハァー たちが悪いのは、自分は下半身不随で人に全ての身の回りの世話をしてもらうことが当然。 だから、全ての人民が自分のために世話をし、自分の話を聞き、自分を気の毒がらないと気がすまない。 そして、自分の思い通りにならなかったら、 「ファッ○・ユー!!! サナバ・ビッ○!! 糞! ボケ! カス! 死んでしまえ! 虐待だ、訴えてやる!!!」 これを絶えず叫び狂う。 当然、医者も看護婦も、できるだけこのおっさんを避けて近寄ろうとしなくなり、 誰も自分のことを相手にしないとわかると、 「火事だ~!助けてくれ~!俺を焼き殺す気か~~!」 「F you! 俺は囚人じゃないんだ!人として扱われる権利があるんだ!」 「F'n hospital!!! こんなとこ糞くらえだ! ここから出せ~~~!」 いやいやいやいや。病院中の人があなたに一刻も早く出ていって欲しいですから。┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~ しかし、おっさん興奮して叫びすぎて、喘息を発症! それがまた病院のせいだと40度を超える熱と猛烈な咳にもめげず吠えまくる。 こいつ一体何者?! これが冗談抜きで24時間ずっと続いて、 とうとう彼氏は4日間全く寝れずにぐったり。 彼に回復の兆候がないのは当然のようにみえる。 なんとか頼み込んで、やっとこ昨日の夜個室を用意してもらいました。
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