こんなはずじゃないさん
最新の記録ノート
 |
2012年 |
 |
 |
12月 |
 |
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
|
|
|
|
|
|
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
|
|
|
|
|
月別に見る
タグ別に見る
|
12年12月27日(木)
個室の費用。 |
< 猛獣病院。
| 普通に仕事。 >
|
が、アメリカではどうなってるのか? 今日はそんなお話を。
個室というより、世界でもブサイクで有名なアメリカの医療保険。
基本健康保険は、日本の生命保険みたいに個人で買うか、 或いは企業に勤めていると、会社がグループ割引で個人で買うより少し安い保険に入ってくれます。 保険を持っている会社の社員は、会社によって違いますが、会社が5割から7割くらい負担してくれて、 自分は(家族の分も含めて)3割から5割くらい払えばいいので、 いい企業に勤めてるほど、保険負担額が楽になります。
だから、職がなくてお金がない人は個人の保険すら買えないので保険がないわけです。 保険がない低所得者は、普段は医者にかかれませんが、救急の場合国が払ってくれます。 だからアメリカ人は、たかだか風邪をひいても救急病院に行き、 おかげで血をダラダラ流しているような重病人でも救急病院で3時間待ち。 私の彼氏も、黄疸で顔が土色で手足には血の気がなく、支えがなくては立てない状態で3時間待ち。
待ち時間はともかく、保険のない人が国に救急処置の支払いを国にしてもらうと、 収入ができたときにはその費用を国に返済しなければなりません。 なので、何が起こるかというと、 重病で大手術をした低所得者は、仕事がみつかって働き出したら 何百万という費用を国に返済しなきゃいけないから、結局自分の懐にお金なんて残らないし、 だったら仕事なんて探さないで今のままでも同じじゃん。 ということで、奴らは働かないのです。 だから多額の低所得者の医療費を、所得のある人間が税金で支払い続けるという悪循環が起こっています。 こんなんなら、低所得者にもわずかの負担で最低の医療は受けられる国民保険を作ったほうが、 少しでも保険料が回収できて、最終的には所得がある人の税負担が減ると思うけど、 馬鹿な共和党はそうは思わないんだね~。
で、お題の個室。 彼氏のいる病院は、普通のシケシケの個室が1泊$300で、これは自己負担です。 大部屋(猛獣小屋)は彼の会社の保険が全額負担してくれます。 そして、スーパーウルトラC! 実は病院にはVIP患者用のVIP個室があることが発覚。 一泊$450~$1000らしいんだけど、 そこにはそんじょそこらのホテルもびっくりのロビーがあって、 フロントがあってコンシェルジュがいて、ロビーには会議室からコンピュータールームも完備。 個室は、一番小さいのでフローリングの約14畳って感じかな? 最新のモダンなタイルのお風呂場がついていて、ミニキッチンも完備。 専属のナースがつくらしいし、そして何よりすごいのが、 専属のシェフが付いていて、何をオーダーしても近くのオーガニックグルメスーパーで材料を仕入れて 自分のためにクックしてくれるらしい!
政治家がゴシップで急に具合が悪くなったり、リンジー・ローハンがドラッグで入院の時は、 こんなところに隠れているのね。
ということで、彼氏はシケシケに$300払うなら、$450で専属シェフ付きセレブルームだろう! って言ってワクワクしてたのに、残念なことにクリスマスはさすがのセレブも退院しておうちに帰ったようで、 彼氏一人のためにVIPを開けておくのは無理なので・・・と断られた。((((_ _|||))))ドヨーン やっぱり庶民は身の丈にあった施設を・・・ってことね。
で、ど~しよう?って言ってたら、 典型的日本人で、猛獣小屋の中で何一つ文句も言わず、 ナースにどれだけ待たされてもただただ彼らの手の空くのを待ち続けたお利口な彼氏に同情して、 シケシケだけど$300の個室にfreeアップグレードしてもらえたの~~♪
そして今はめでたく、人間の患者らしい扱いを受けておりまする。 ありがたい、ありがたい。
|
|
コメントを書く
|
ページTOPへ戻る↑ |
|
|