僕と弟とオトンとオカンと時々お兄【次男(眉太)さんの健康管理カラダカラノート】

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07年04月06日(金)

僕と弟とオトンとオカンと時々お兄

< アタマカラ  | 酒と涙と男とWii... >
小学3年生くらいのある日。

オトン「泳げるようになりたいか?」
次男「??…ああ、うん。」

そんな他愛もない会話があったことも忘れ、我が家は海に出かけた。

我が家は海が好きで必ず毎年海水浴にいくのだが、うちのオトンは変わっていて、海では絶対砂浜には行かない。
必ず岩場だ。

そしてうちのオトンやお兄は、海女さんの目を盗んでは、サザエやアワビなんかを獲っていた(盗っていた)。獲物は僕と弟の子供用のゴムボートに隠すというわけだ。


オトンがボートで沖のほうへ遊びに行こうと言い出して、オトンと兄、そして僕と弟でボートに乗って沖へと出かけた。


どれくらい漕いだだろうか。
陸地がかなり遠ざかりもはやうっすらとしかみえないくらい。




そしてオトンはいきなり、僕と弟を海へと落とした。




えっ??????




オトンが叫んだ。



「さあ、泳いで陸に戻れっ!」




そしてオトンはボートを漕いで陸へと向かっている。


僕と弟は必死で泳いだ。
海水が口に入りながら、泣きながらもまだ死にたくはないので泳いだ。


オトンに手助けするなと言われたお兄はおろおろとしながら、僕と弟が泳いでいるのを見守っている。


弟がついてきているかを確認しながらも自分のことで精一杯でとにかく泳いだ。


何時間?何十分?泳いだろう。



そしてふらふらになりながら陸へ。



オトンは。

「なっ。死ぬ気でやれば泳ぐのくらい簡単やろう?」

って。



簡単じゃねーやいっ。
殺す気かっ。


いかん、思い出したらあのときの自分がかわいそうで涙が出そうだ。

くそう、今だったら児童虐待ホットラインに電話してたのに。




ああ。
フィクションですよ。
フィクション。

コメント
メッシ 2007/04/06 16:29
ほっ。
フィクションでよかった。
メッシ 2007/04/06 16:30
東京タワーといえば、
うちの兄が迷子になった覚えがあります。

大都会東京の恐ろしさをはじめて感じた時でした。
メッシ 2007/04/06 16:32
その後数年は、
弟はきっと海に行きたくなかったに違いない。

そして、「目眩がする」といって、
海に行くのを中断させようとしたに違いない。

噂の真相。
あるえがく 2007/04/08 23:14
事実は小説より奇なり、という言葉を次男さんとその弟さんに贈ります。
次男(眉太) 2007/04/09 17:30
東京は怖いところです。
この前も昼の餃子定食1,200円でテンション下がりまくりました。
餃子4つですよ。

ったく。
もう。

東京タワーで迷子は自殺モノですね。
普通の人間ならおかしくなるとこですよ。

メッシさんのお兄さんは大丈夫だったんでしょうかねー。

あるえがくさんへ。
フィクションですよー。
アリエナーイ。
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