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10年02月25日(木)
カーリング |
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< 蟹工船
| 銀盤の姫たち >
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【今日のできごと】
【今日の感想】 起承転結の例として、よく引かれる俗語がある。 <大阪本町糸屋の娘 姉は十六、妹は十四 諸国大名は弓矢で殺す 糸屋の娘は 目で殺す> 思わず引き寄せられるようなまなざしの魅力を 『目で殺す』と言い表している。カーリングというスポーツの醍醐味は、一つにはこの競技者の眼光だ。 石の滑る軌道を測る設計技師の目、微妙な回転を加えて手を離す熟練職人の目、祈る人の目、・・・ バンクーバー五輪・カーリング女子の日本代表は 惜しくも8位に終わったが、多くの人が作戦と技術の精緻を競う「目」の光を堪能したに違いない。氷上の小さなごみに軌道が狂い、痛恨の失点をする 場面もあった。 <美しく、冷酷で、無情> とは『高い窓』のなかで探偵フィリップ・マーロウがチェスを評して語る言葉だが、 ”氷上のチェス” と いわれるカーリングにも通じよう。眼光の消えた目から最後は悔し涙がこぼれた。ときに呼吸を止めて石の行方を追いながら、初めて競技の面白さを 知った子供たちもいたはずである。眼光に心を射抜かれたその子がいつか、日の丸を身につけて氷上に立つ日もあるだろう。
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