Ayako_kさん
最新の記録ノート
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22年03月30日(水)
新しい仕事を引き継ぐ |
< 外のお店で女子会ラ...
| 花束を贈呈される >
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来てしまった。 新年度の、会計年度職員の名前などのリスト。 A主査から、紙を渡された。 処理が終わったら買えして欲しいとのこと。 結局コピーを取って返した。 名前は分かった。直前の所属も分かった。 午後から異動先での引継ぎのアポをもう確定させてしまっていたので、午前中、やれるだけやろう。 まずは、ネームペーパー作り。 作って、K係長に渡す。 次は、年次有給休暇簿作り。 作っているうちに、昼の鐘が鳴る。 一応中途半端にはしたくなかったので、2穴を空けた書類とインデックス紙にパッチシートを貼って、職員番号順に休暇簿に綴る。 ここまでしておけば、来た人たちがいきなり当日年次有給休暇を取りたいと言った時も対応できる。 これが、案外毎年1、2件くらいあるのだ。来た早々「今日の午後、休みを取りたいんですけど」とか言われるパターン。 病休や特別休暇は、どちらかというたまに発生する頻度なので、まあ明日作ることができた作る、くらいのイメージ。 それよりは、はんこ表のほうが先かもしれない。
そんなことを思いながら、やっぱり疲れたので昼寝。歯磨きの余裕、今日はなし。 結局、車のキーを持ったのは、午後1時頃になった。 上司にひとこと断り、行き先ホワイトボードに「△庁舎、引継ぎ」と記入して、出かける。 行き先は、本庁からは片道約7kmの山のふもと。 到着したのは13時22分頃。流石私の低速運転。 まだ、幅6mの直線道路でも、「頑張ってスピード出したな」と思ってメーターを見ると、50km/hくらい。 そう、私は「スピード出すのが怖い」系のペーパードライバーだ。 日々運転していれば慣れてくるのは分かっているのだが、今日はこれが私の限界。後続車さん、勘弁してほしい。 もう、いっそのこと、自腹で初心者マーク買って車体後部に貼ることにしようかな。 年齢からいって、紅葉マークでもいいか。(笑) そんなこんなで△庁舎に到着。来週からはここが私の新天地となる。 引継ぎする部署の上司に挨拶。そしたら別室に案内された。 引き継ぐ人と言われていたN沢君、どうも内部会議で、N沢君の業務の大半は在任者のO君という青年に引き継がれ、私はO君がやってきた業務を引き継ぐらしい。 なんとかかんとか、ハードな業務を減らすように配慮してくれたらしい。 4月には、一人では無理なくらいの仕事がくるので、周りに簡便な作業は依頼してこなしていたとのこと。 ただ、話を聞いていると、補助金を農業団体に支出するための業務らしい。だから、デスクワークが多く、たまに確認のために現場に行ったり、農家団体の代表者と話をしたりといった事業になるようだ。 これなら、なんとかやれそうな気がする。 楽ではないにしても、めちゃくちゃ大変で身体を壊すというほど大変でもなさそうな感じ。 何と言っても、優しそうな青年が脇についていて、何でも聞けば教えてもらえるという環境なのがありがたい。 引継ぎには、N沢君(30代)、O君(20代)と一緒に、彼らの総括をしているらしいM氏も同行していた。 彼ら青年の引継ぎに時々、「あれは、こうだよな」「これ、あれをやるだけじゃん」「これは聞いておいた方がいいぞ」とか、経験からくるアドバイスを入れている。 きっと、すべての業務を経験済みの方なのではないかと思われる。 自分が体験した業務を、新任が来る度に引き継いて体験させて、ここを回してきたのかな、と思った。 という訳で、毎日のように外に運転して出かけるとか、シカの仏さまをトラックで運ぶとか、そういうことはあまりないらしい。 とは言え、車で出かけるという仕事は時々あるようだ。 卑近なところでは、「みどりの羽根募金」などの集金したお金を本所の主組織に現ナマで運ぶとか。 これは、今日運転した道を運転するだけの仕事だ。 そういう意味では、車には時々乗るっぽい。
ひととおり別室での引継ぎが終わり、M氏から、「あの資料とこの資料の置き場所だけは、N沢君がいるうちに聞いておいた方がいいぞ」と言われ、事務室に戻ってN沢君にその通りに尋ねたら、その資料2冊を、見えやすい場所に置いてくれた。1冊は私の身長153センチでは背伸びしても届くかどうか分からない棚にあったので、私の身長くらいの場所に納め直してくれた。 男職場はこういうのが、なあ。うん。 そして、周りに挨拶をしていたら、課長席で見慣れた人物がスマホをいじっているのを発見した。 あ、A課長だ! A氏は、一緒に仕事をしたことはないのだが、私が就職して間もないころから、何くれとなくフレンドリーにお友達感覚で声をかけてきてくれる人だ。 いわゆる、器の大きな人タイプである。 ここに来たら、私のほうから挨拶をしなくてはと思っていた、さあ、挨拶を…… 「オウ!綾子ちゃん!」 先に声をかけられた。流石である。 もちろん、喜んで駆けていった。この方といると、なんだか楽しい気持ちになってきて、元気をもらえる。 「庁舎は楽しいぜえ。大変なこともあるけどな。おめえ、おめえの担当すっとこ、市でダム持ってるんだぜ。知ってたか?」 「いえ。ダムというと、国や県が所有だと思ってました」 「そうだろ。大したもんだよな。んでさ、これ」 A課長は、灰色の小箱を出した。 「これ、俺のドローン」 嬉しそうに箱のチャックを開けて、中を見せる。よく分からないがプラスチックの器具が詰まっている。 「俺は!ドローンが必要なんだ!必要なんだと言って、撮影に行くんだ。ほれみろ」 A課長は、ノートパソコンを開いて、画像だらけの画面を見せてくれた。 「これ、ドローンで撮ったんだ。綺麗だろう」 それは、雪山に池がある風景を空撮した写真だった。確かに美しい。 「本庁でチマチマ仕事してるのより、ずっと楽しいぜえ。俺は通勤であの橋を超えて、鳥海山が見えてくると、『ヤッター』って思うんだ」 橋、というのは、合併前は別の市と町だった、その境界となる大きな橋のことを指しているのだろう。 「ここは、楽しむといいぜ。そう言えば綾子ちゃんと一緒に仕事するのは初めてだったな」 「はい!よろしくお願いします!」 とは言え、A課長は4月から昇進されて、この△庁舎の庁舎長になるのだが。 部長になると、人柄が変わってしまう人も見て来た。 この人がそういう人に代わらないことを祈る。 まあ、こうやって同じデスクからお互いが見えるところでお会いするのも、これが最後になるので、いい機会だった。
運転して本庁方面に戻る。 私はまだ、このだだっぴろい平野が左右に続く眺めに慣れていない。 橋を渡って、ごちゃごちゃした街中に入ってきて、ほっとした。 なぜなら、街中は適度に混んでいて、時速50km/h未満で走行できるからだ。 戻ったら、17時過ぎだった。 「戻りました」と一声言う。 誰も私のことを気に掛ける人はいない。 うちの部署は、誰かかれかが現場に調査に行くのが常態なので、私が外から帰ってきたとしても、全く特別なことではないからだ。 それに、うちの現場は、残留者たちは新年度に向けた机の配置のことやら、納税通知書の印刷やら、印刷後の封入や仕分けのための準備で忙しいからだ。 もう出て行く者にいちいち雑談をしかけてくる余裕のある人などいない。 男女問わず、ほぼ全員車で通勤しているし、この広い合併エリアのどこにでも仕事で運転していかなければならないのが「普通」なので、私がたかだか7km離れた△庁舎まで運転して、戻って来たとしても「よく頑張ったね」なんて言ってくれる人はいない。 まあ、出かけるときは、優しいMちゃんが「大丈夫?」って聞いてくれたが。 その時は「ゆっくり行きます」と笑顔で答えた。 隣の席の会計年度職員の女性だけが、「お帰りなさい」と笑顔で挨拶してくれた。
迎えに来た旦那に、「今日は、△庁舎まで、往復自力で運転したよ!」と言った。 「お疲れさん」と、旦那は返してくれた。 今日乗った車は、ギアがハンドルの横にあるタイプで、うちの車と同じだった。 慣れてないので、バックしたくてもギアがP(パーキング)にまで上がってしまって大変だったと旦那に言った。 あと、D(ドライブ)の下に「2」という表示もあった。これは何か旦那に聞いた。 「うちの車だと、「L」ってギアがある。これは、下り坂などでエンジンブレーキをかけたいときにだけ使う」 とのこと。要は昔のマニュアルで言う「2速」に近いものなのかな。
帰りに、ルート上にある菓子屋に寄った。明日の「お礼菓子」を受け取るためだ。 15個入りの菓子折り2箱を受け取って帰る。
今日はなんとか、風呂に入ってテルミーを受けて、ちゃんとその後は部屋の布団で寝ることができた。
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