止まっていた時計の鍵【ほし。さんの健康管理カラダカラノート】

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08年03月31日(月)

止まっていた時計の鍵

< 春の準備。  | 過去と現在 >
昨日、掃除をしていたら古い手帳を見つけた。
それを見たとたん、僕は誰が好きかわからなくなった。



2002年8月2日に、エリちゃんと出合った。
5日の夜に告白されて、7日に最後に会った。

付き合ったのは3日間だけど、それ以降めいさんに出会うまで恋をしなかった。




エリちゃんと初めて会ったのは、2002年地域サークル全国大会開幕の前日の準備の日。


僕は後輩(♂)と2人で、5棟建てるように言われてたので、三角型テントを建てていた。
僕は2001年に日本代表で活躍してたので、楽勝でテントを建てて、時間を余らせていたときに、
女の子と男の子のコンビを見つけた。


2人はテントを建てる手順がバラバラで完成する様子ではなかったので、後輩に2時間自由時間を与えて、僕はそのコンビを手伝うことにした。
話をしながら、テントを建てていると、エリちゃん(20歳)と男の子(19歳)は兵庫県代表で参加していることがわかった。
人数不足で、だれでも参加できたらしい。
僕(21歳)は、実績で奈良県代表の参加だった。

2棟建てたところで、男の子にお金を渡してジュースを3人分買ってくるように指示をした。
その間に、僕とエリちゃんは、僕の提案で携帯電話の番号を交換した。

それから、僕とエリちゃんは、電話で連絡をとりあうようになって、自由時間のたびに会った。
大会3日目の夜に、人気のない場所で星を見ながら、エリちゃんは僕に「好きです。」と言ってくれた。
僕も「好き。」と応えた。

それからも時間を見つけては、2人で会った。
指揮者に、「TTTT商店街へパトロール」と嘘をついてながら、デートもした。

そして、6日の最後の夜に手帳にお互いの住所とメールアドレスと電話番号を書いた。

7日に全国大会が終わってからも、1度だけ電話で話したけど、僕は就職活動が忙しくて、100%守れるデートの約束ができなかったことと、稚内マラソンの参加が決まっていたので、9月になったらまた会いたいと思っていた。

だけど、何も話すことも無いのに、電話は続かない。
3日間過ぎると、完全に電話をするきっかけを失ってしまった。

稚内出発の直前に、エリちゃんから残暑見舞いが届いたが、初めてもらう残暑見舞いに返事の書き方がわからない。

そして8月29日、エリちゃんに『長い間連絡をしないでごめんなさい。』メールを送ろうと思い、送信ボタンを押すと、使われていないアドレスだった。

最後の挨拶もなく、女性はアドレスを変えるものなのか?と不審に思った。
そして連絡をためらったことと、残暑見舞いの返事を出さなかったことを後悔した。



しかし、2003年1月に年賀状が届いた。
内容はありきたりだったが、嬉しくなって返事を書いたがやり取りはそれだけだった。

ここで、エリちゃんとの関係は終わった。
メールが届かなかった時点で、僕の時計は止まった。




しかし、昨日僕の時計の鍵であろう、エリちゃんのことが書いてある手帳を見つけた。
僕は、Jフォンの携帯電話(現:ソフトバンク)の携帯電話を使っていた。
エリちゃんの携帯電話のアドレスはxxxxxxxxxxx@k-jp.ne.jp(Jフォンのアドレス)だった。

つまり、Jフォン同士ならEメールアドレスで送っては届かない。
番号で送らなくてはいけない。


この手帳を見つけるまでは、めいさんのことしか頭になかったけど、昔のエリちゃんに会いたくなった。


めいさんに会えない時間。めいさんに裏切られた事実。そしてこれからも裏切られることを考えると、安心したお付き合いがしたい。

もしエリちゃんがまだ、ソフトバンクを使っているのなら連絡がとれるはず。
6年でエリちゃんは変わってしまったのだろうか・・。


会いたい。謝りたい。

これが、今の僕の気持ち。

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