人も。【catyanさんの健康管理カラダカラノート】

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07年12月31日(月)

人も。

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【其の九十.】(No.99) 詠み人:後 鳥 羽 院

 人もをし 人も恨めし あぢきなく 
  世を思ふゆゑに 物思ふ身は
(ヒトモオシ ヒトモウラメシ アジキナク ヨヲオモウユエニ モノオモウミワ)

[ギミック] 倒置法

[通釈]
つまらないと、この世を思い悩むが故に物思いをしてしまうこの身は、
ある時は人を愛おしく思い、またあるときは人を恨めしくも思うものであるよ。

----- おまけ&キャチ的☆解釈 -----

「をし」はここでは「愛し」。「惜し」とも取れるが「恨めし」との対照ゆえ前者で。

倒置法ということで通釈のように前後してありますが、本来はそのまんまでいいんす。
「ある時は人を~...、この世を思い悩むが故に物思いをしてしまうこの身は...」
こっちのが良いんです。これがさまぁ~ずの大竹のダジャレが悲しい所以なんです。
「猫が寝込んだ。・・・・・永遠に。」「布団が吹っ飛んだ。・・・・・死んだおじぃちゃんの。」

閑話休題。
後鳥羽院33歳の時にして、承久の乱のほぼ9年前の御作。
この後悪化していく、鎌倉幕府との関係を危惧して詠まれたのでありましょうか。
天子としてか、人としてか。いくつものジレンマを抱えざるを得なかった天上人の嘆き。

これといった技巧も工夫も無い割に、妙に鬼気迫るような迫力を感じるのは
相反する感情が、いかにも人らしく、心の琴線に触れるからなのかもしれません。

ちなみにこの歌は、定家が選んだ『百人秀歌』の101首には含まれておりません。
後に百人一首として編集される折に、三首削られて二首加えられた内の一首であります。

・・・ふっ。『“百”人秀歌』の“101”首、からしておもしれぇんですけど。

・・・イト、サガナシ。

(ノコリ10。わふぅ♪90首達成ぢゃ~んっ。・・・アトチョットぢゃ(/_;)...)

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