「論語」「百人一首」「戯言」「公冶長第五」「里仁第四」 ~catyanさんの記録ノート

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catyanさんの2007年12月の記録ノート

人も。

12月31日(月)
【其の九十.】(No.99) 詠み人:後 鳥 羽 院

 人もをし 人も恨めし あぢきなく 
  世を思ふゆゑに 物思ふ身は
(ヒトモオシ ヒトモウラメシ アジキナク ヨヲオモウユエニ モノオモウミワ)
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す。

12月30日(日)
【其の八十九.】(No.18) 詠み人:藤原敏行 朝臣

 住の江の 岸に寄る波 夜さへや 
   夢の通ひ路 人めよくらむ
(スミノエノ キシニヨルナミ ヨルサエヤ ユメノカヨイジ ヒトメヨクラン)
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憂か。

12月29日(土)
【其の八十八.】(No.74) 詠み人:源俊頼 朝臣

 憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ 
   はげしかれとは 祈らぬものを
(ウカリケル ヒトヲハツセノ ヤマオロシヨ ハゲシカレトワ イノラヌモノヲ)
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わがそ。

12月28日(金)
【其の八十七.】(No.92) 詠み人:二条院 讃岐

 わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 
   人こそ知らね かはくまもなし
(ワガソデハ シオイニミエヌ オキノイシノ ヒトコソシラネ カワクマモナシ)
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ほ。

12月27日(木)
【其の八十六.】(No.81) 詠み人:後徳大寺 左大臣

 ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば 
   ただありあけの 月ぞ残れる
(ホトトギス ナキツルカタヲ ナガムレバ タダアリアケノ ツキゾノコレル)
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浅茅。

12月26日(水)
【其の八十五.】(No.39) 詠み人:参議 等

 浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど 
   あまりてなどか 人の恋しき
(アサジウノ オノノシノハラ シノブレド アマリテナドカ ヒトノコイシキ)
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名にし。

12月25日(火)
【其の八十四.】(No.25) 詠み人:権中納言 定家

 名にしおはば 逢坂山の さねかづら 
   人に知られで 来るよしもがな
(ナニシオハバ アウサカヤマノ サネカズラ ヒトニシラレデ クルヨシモガナ)
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嘆け。

12月24日(月)
嘆け。
【其の八十三.】(No.86) 詠み人:西行 法師

 嘆けとて 月やは物を 思はする 
  かこち顔なる わが涙かな
(ナゲケトテ ツキヤワモノヲ オモワスル カコチガオナル ワガナミダカナ) ...
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難波江。

12月23日(日)
【其の八十二.】(No.88) 詠み人:皇嘉門院 別当

 難波江の 芦のかりねの ひとよゆゑ 
   みをつくしてや 恋わたるべき
(ナニワエノ アシノカリネノ ヒトヨユエ ミヲツクシテヤ コイワタルベキ)
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花さ。

12月22日(土)
【其の八十一.】(No.96) 詠み人:入道 前太政大臣

 花さそふ 嵐の庭の 雪ならで
ふりゆくものは わが身なりけり
(ハナサソウ アラシノニワノ ユキナラデ フリユクモノワ ワガミナリケリ)
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恨。

12月21日(金)
【其の八十.】(No.65) 詠み人:相 模

 恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 
   恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ
(ウラミワビ ホサヌソデダニ アルモノヲ コイニクチナン ナコソオシケレ)
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心あ。

12月20日(木)
【其の七十九.】(No.29) 詠み人:凡河内 躬恒

 心あてに 折らばや折らむ 初霜の 
   置きまどはせる 白菊の花
(ココロアテニ オラバヤオラン ハツシモノ オキマドワセル シラギクノハナ)
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有馬。

12月19日(水)
【其の七十八.】(No.58) 詠み人:大弐 三位

 有馬山 ゐなの笹原 風吹けば 
  いでそよ人を 忘れやはする
(アリマヤマ イナノササハラ カゼフケバ イデソヨヒトヲ ワスレヤワスル)
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わたの原こ。

12月18日(火)
【其の七十七.】(No.76) 詠み人:法性寺入道 前関白太政大臣

 わたの原 漕ぎ出でて見れば 久方の 
    雲ゐにまがふ 沖つ白波
(ワタノハラ コギイデテミレバ ヒサカタノ クモイニマゴウ オキツシラナミ)
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夜も。

12月17日(月)
【其の七十六.】(No.85) 詠み人:俊恵 法師

 夜もすがら 物思ふころは 明けやらで 
   閨のひまさへ つれなかりけり
(ヨモスガラ モノオモウコロハ アケヤラデ ネヤノヒマサエ ツレナカリケリ)
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ひさ。

12月16日(日)
【其の七十五.】(No.33) 詠み人:紀 友則

 ひさかたの 光のどけき 春の日に 
   しづ心なく 花の散るらむ
(ヒサカタノ ヒカリノドケキ ハルノヒニ シズココロナク ハナノチルラン)
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由良。

12月15日(土)
【其の七十四.】(No.46) 詠み人:曾禰 好忠

 由良のとを わたる舟人 かぢを絶え
   ゆくへも知らぬ こひの道かな
(ユラノトヲ ワタルフナビト カジヲタエ ユクエモシラヌ コイノミチカナ)
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見せ。

12月14日(金)
【其の七十三.】(No.90) 詠み人:殷富門院 大輔

 見せばやな 雄島のあまの 袖だにも
   ぬれにぞぬれし 色はかはらず
(ミセバヤナ オジマノアマノ ソデダニモ ヌレニゾヌレシ イロワカワラズ)
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山ざ。

12月13日(木)
【其の七十二.】(No.28) 詠み人:源宗于 朝臣

 山里は 冬ぞ寂しさ まさりける
  人目も草も かれぬと思へば
(ヤマザトハ フユゾサビシサ マサリケル ヒトメモクサモ カレヌトオモエバ)
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玉。

12月12日(水)
【其の七十一.】(No.89) 詠み人:式子内 親王

 玉の緒よ 絶えなば絶えね 永らへば
    忍ぶる事の 弱りもぞする
(タマノオヨ タエナバタエネ ナガラエバ シノブルコトノ ヨワリモゾスル)
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夏。

12月11日(火)
【其の七十.】(No.36) 詠み人:清原 深養父

 夏の夜は まだ宵ながら あけぬるを
   雲のいづこに 月やどるらむ
(ナツノヨハ マダヨイナガラ アケヌルヲ クモノイズコニ ツキヤドルラン)
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もろ。

12月10日(月)
【其の六十九.】(No.66) 詠み人:前大僧正 行尊

 もろともに あはれと思へ 山桜 
  花よりほかに 知る人もなし
(モロトモニ アワレトオモエ ヤマザクラ ハナヨリホカニ シルヒトモナシ)
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有あ。

12月09日(日)
【其の六十八.】(No.30) 詠み人:壬生 忠岑

 有明の つれなく見えし 別れより 
   暁ばかり 憂きものはなし
(アリアケノ ツレナクミエシ ワカレヨリ アカツキバカリ ウキモノハナシ)
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難波が。

12月08日(土)
【其の六十七.】(No.19) 詠み人:伊 勢

 難波潟 みじかき葦の ふしの間も 
  逢はで此世を 過ぐしてよとや
(ナニワガタ ミジカキアシノ フシノマモ アワデコノヨヲ スグシテヨトヤ)
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田子。

12月07日(金)
【其の六十六】(No.4) 詠み人:山部 赤人

 田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 
    富士の高嶺に 雪は降りつつ
(タゴノウラニ ウチイデテミレバ シロタエノ フジノタカネニ ユキハフリツツ)
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わび。

12月06日(木)
【其の六十五】(No.20) 詠み人:元良 親王

 わびぬれば 今はた同じ 難波なる 
  身をつくしても 逢はむとぞ思ふ
(ワビヌレバ イマハタオナジ ナニワナル ミヲツクシテモ アワントゾオモウ)
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淡路。

12月05日(水)
【其の六十四(No.78) 詠み人:源 兼昌

 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
  幾夜寝ざめぬ 須磨の関守
(アワジシマ カヨウチドリノ ナクコエニ イクヨネザメヌ スマノセキモリ)
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音。

12月04日(火)
【其の六十三】(No.72) 詠み人:祐子内親王家 紀伊

 音にきく 高師の浜の あだ波は
 かけじや袖の ぬれもこそすれ
(オトニキク タカシノハマノ アダナミワ カケジヤソデノ ヌレモコソスレ)
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天の。

12月03日(月)
【其の六十二.】(No.7) 詠み人:阿倍 仲麻呂

 天の原 ふりさけ見れば 春日なる
   三笠の山に いでし月かも
(アマノハラ フリサケミレバ カスガナル ミカサノヤマニ イデシツキカモ)
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わたの原八。

12月02日(日)
【其の六十一】(No.11) 詠み人:参議 篁

 わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと
    人には告げよ あまの釣舟
(ワタノハラ ヤソシマカケテ コギイデヌト ヒトニハツゲヨ アマノツリブネ)
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いに。

12月01日(土)
【其の六十.】(No.61) 詠み人:伊勢 大輔

 いにしへの 奈良の都の 八重桜
  けふ九重に にほひぬるかな
(イニシエノ ナラノミヤコノ ヤエザクラ キョウココノエニ ニオイヌルカナ)
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