どっちさん
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11年11月09日(水)
不定期連載■骨髄移植(6) ドナーにとってのリスク(軽) |
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【朝ごはん】(7:30)自宅 チーズパン 【昼ごはん】(12:30)お弁当 玄米ごはん、豆腐ハンバーグ、ナスとピーマンの味噌炒め、カブ、さつま芋サラダ、ミニトマト 【間食】(19:15)会社 コンビニ菓子パン 【晩ごはん】
【夜食】
【今日の感想】 忘れた頃にやってくる不定期連載です。
-------------- 骨髄移植における提供者の「リスク」というのは多くの人が気になるところだと思います。そして、彼らが認識するところでは、痛い思いをして、数日間病院に拘束され、その上見返りは何もない、場合によっては後遺症が残ることがある・・・というようなところだと思います。と言っても、結局「リスク」というのは確率と程度の問題。そして、それらに対する各人の捉え方次第というのが私の意見です。
手術をするにあたってのリスクという点では、他の手術をするときと同様に「全身麻酔をしたら意識不明のまま戻らない」などのようなリスクです。ただ、自分の病気を治すための手術と、赤の他人の病気を治すために健康な自分の身体を提供するというのには、大きな隔たりがあると思います。 そういう意味でも、財団はすべてのリスクを公開し、提供者が少しでも疑問に持つことは事前に確認し、断ることもできるようにしています。この段階で確認しないまま最終同意の判を押したら簡単には断れなくなります。その理由は前述の通りです。((3)参照)
それでは、そのリスクの一部を挙げて行きましょう。まずは、軽いけれどかなりの確率でリスクを負うことがあるものです。
手術をしたら誰でも感じること、「痛い」ということです。骨髄採取のために腰骨へ太い針を刺すのですが、この痛みがしばらく残ります。手術の最中は全身麻酔で痛みはまったくありませんが、麻酔が切れたところから痛みは始まります。人によって感じる痛みは違うでしょうから比較なんてできないのですが、術後アンケートによると86%の人が採取部位の痛みを挙げており、5%の人が「とても痛い」と言っています。
私の体験から申しますと傷を負った時のような激しい痛さではなく、腰痛のような身体の奥の方でジワジワと神経を刺激されているような「ニブい痛み」です。 手術の後~翌日は、足をひきずらないと歩けないくらいでした。2,3日目はゆっくりなら歩けるけれど階段のときはかなり気を遣う歩き方になります。5日目には痛みはすっかり気にならなくなっていました。術後アンケートによると、87%が1週間以内に普通の生活に戻れています。しかしながら、1ヶ月以上かかっている人も0.7%ほどいるようです。 「手術翌日の歩行」というアンケートでは、「歩行に問題なし」が72%、「ほぼ歩行可能」が27%で、99%が翌日には歩けているようです。
その他に痛みが残ったと挙げられている箇所には、「のど」(全身麻酔時に管を入れるため)、「排尿通」(手術時間によっては尿道にカテーテールを入れて排尿するため)、「点滴部位」、「おしり辺り」があります。
「のど」は、術後目が覚めてから1時間ほど違和感が残っていましたが、すぐに気にならなくなりました。「排尿通」は術中にカテーテルを使わなかったので関係なく、「点滴部位」は点滴を打った看護師がお上手ではなかったらしく、青い痣が残ってはいましたが痛みはありませんでした。 そういえば、「おしり辺り」は1週間くらいカユかったです。術後、採取部位は清潔を保つために、ガーゼを当ててテープで固定し、数時間毎に取り替えていました。お尻の上に掛かるそのテープの粘着力が強く、かぶれてしまったようです。かゆくて掻いたところがミミズ腫れのようになっていました。掻いたために軽く出血もしていて、数日間はお風呂に入る度に沁みました。これをアンケートに「痛い」と答える人もいるのかもしれません。
また、痛みからか「発熱」する方もいるようです。38℃以上の発熱が約10%の人にあるようです。
さらに、薬を処方されます。私は血液の状態を見て貧血防止のための「鉄剤」を処方されました。(約30%が処方されている) 他に薬の処方には「抗生物質(74.4%)」「鎮痛剤(38.5%)」「解熱剤(12.5%)」があるようです。どれも短期間ですし、症状がないけれど念のために処方されている方もいるのかもしれません。
他に軽いところでは、痛みとは違うのですが、以下の「精神的苦痛」があります。 ・術前後、病室への拘束される。 ・術前の浣腸とT字帯や圧迫タイツ着用の辱めと受ける。 ・おいしいとは言えない病院食を食べさせられる。 と、普通の病人としては当たり前のことです。 私はまったく気になりませんでしたし、こんなことで精神的苦痛を訴える人が骨髄提供をする人にいるのだろうか?と疑問に思いますが、医者からは事前説明として受けました。
次回は合併症など重い症状を引き起こした事例を見ていきましょう。
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【記録グラフ】 |
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