maruomaruさん
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09年11月05日(木)
教科書を捨てる |
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さてと・・・いつかやらねばと思っていた教材の整理を今日はしています。
町の語学学校に一ヶ月、その後、華東師範大で二期(一年)、そして交通大学で三期(1年半) 学んだ私には、テキストという勉学の残骸が山のように残ってしまいました。 どうしましょ、このテキストとノートの山!大きな紙袋に4つ分もあるんですけど・・・。
パラパラとめくってみると、一瞬にして当時に戻る気分です。 まるで真面目に勉強しなかった語学学校と華東師範大のテキストは悩まずに捨てることが できますが、真剣に取り組んだ上海大学はそうも行きません。 教科書の隙間には、芥子粒のような細かい字で解説やら発音やらがビッシリと書き込まれており、 最高齢生徒であった私の真面目さ、優等生ぶりが思い起こされます。
・・・と思ったら、なんざんしょ、挿絵の女性の写真に鼻毛が書き込まれているではありませんか。 その次のページのビジネスマンと思しきスーツの男性は編みさげにされていて、その上、 鼻水まで垂らしています。すっかりおバカさんにされてしまった男の写真から吹き出しが出ていて、 「めっちゃ退屈~」なんて文字が。あれ?おかしいな。 よくよく注意してページをめくれば、退屈めな科の教科書なんてひどいことになっています。 記憶スケッチで書いた見るも無残なミッキーマウスや、「お昼、何食べる?」とか、 「この先生は絶対に文革の時に気に入らないライバルを吊るし上げにしたよね」なんて 恐らく日本人の同級生に当てて書いたと思しきメモがあちこちに。 どこが真面目な優等生なんだか・・・。
振り返ってみれば、子供の頃から私は変わってないのです。 教科書のひらがなを一文字一文字拾って、「さかもとくん、すきです」なんて文章を頭の中で 完成させて喜んだり、ページ右下の端っこにヘタくそなパラパラ漫画を描いたりしてましたよ。 人間歳をとったからって、そんなに変わるもんじゃない。
いつか父の古い教科書が物置から出てきたことがあります。 常日頃「オレは勉強しなくてもそこそこできる天才肌だった」が自慢の父の教科書、 歴史の偉人達の顔がみんな落書きされていました。どうみても天才の教科書じゃないよ。 父と二人でアゴが外れるほど笑いましたが、笑い疲れて黙った後「血なのか」と 虚しい気持ちになったのをよく覚えています。
そんなわけで、このまま教科書やノートを処分してしまえば、 「23階のmaruomaruっていい年してバカだよなー、見てみろよ、この教科書」なんて ハウスキーパーやマンションの従業員の間で笑いモノになるのは火を見るより明らか。 ゴミと言えど、「売れるかも」とチェックするのはこの国の常識ですからね。 だから、ページをくまなく点検して消したり破ったり。 自分のバカのお陰で、作業が遅々として進みません。
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