maruomaruさん
最新の記録ノート
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10年03月25日(木)
暗闇の中の光 |
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< Happy bel...
| お久しぶりです。生... >
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仕事を始めて、一ヶ月が怒涛のように過ぎていきました。 ようやく仕事内容や流れが把握できはじめ、命じられるまま訳わからなずに作業を していた時期を過ぎ、ようやく自主的に行動や判断ができるようになりましたが、 そのすべてが怒涛の如きであることには変わりありません。たぶん、ずっと変わらないでしょう。
週3~4日(時には5日)とはいえ、朝から晩まで、普通の企業の事務所のように何もかもが 清潔で整った環境とはほど遠いカオスの中で、力仕事から掃除から事務から社会システムの 勉強からカウンセリングもどきから夜回りまで、無報酬の私たちインターンやボランティアさん、 有給とはいえ生活するのもカツカツな社員達は、一体なぜ走り回るのでしょう…とたまに考えます。
それは多分、毎日毎日仕事を通じて嫌ってほどに目にする悲惨で残酷な現実の中に、時々 宝石のように光る何かに遭遇する瞬間があるからではないかと。 私はまだこの仕事に飛び込んで一ヶ月ですが、そんな瞬間は何度かありました。
たとえば昨日、販売者のOさんが事務所の歓談スペースで一人涙を流していました。 彼は一見しただけではホームレスとは見分けがつかないほどに、ハンサムで身奇麗な 中年男性です。愛嬌もよく、冗談が大好き。同時に精神的にとても深く傷付いていて、 生きる気力が失われるという危うい心境に陥ることも多く、定期的にNPOの カウンセリング団体から人を派遣してもらい、カウンセリングを受けてもらっています。 彼は最近、都内の中学校からの依頼があり、講演をしたばかりでした。
「Oさん、どうしました?」
ポケットから出したハンカチで目を拭う彼の手元には広辞苑くらいの厚さの文集が握られていました。 講演先の中学生達がつづった感想文と感謝のレターでした。 A5サイズの用紙には多様な文字がビッシリ。 それを読みながらOさんは涙を流していたのです。
ビッグイシューを売る路上でいつも通り過ぎるサラリーマンに「カス」「くず」と 罵られ続けるOさんを励ます温かい手紙の束。
「おれ、これのお陰でしばらく生きられそうだよ」と涙を拭くOさんの肩に思わず手を置いて 「良かったですねぇ、嬉しいですねぇ」と胸が一杯になりました。
人を死に追いやるのも社会。生かそうとするのも社会。
暗闇の中でこそ光は強く輝くものですよね。 悲惨な現実の中に強い輝きを放つ光を希望に、私達インターンやボランティア、 スタッフ達は、ある者は医者に過労と診断されながら、あるものは子供の学費を少ない 給料からどう捻出しようかと悩みながら、それでも朝から晩まで駆けずり回って 働いているのだろうなぁと思うのです。 販売者の境遇をわがことのように悲しみ、怒り、喜びながら。
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