maruomaruさん
最新の記録ノート
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09年09月03日(木)
憧れのカメラマンに会ってきましたー! |
< 誘惑に勝てない
| 上海市民よ、私を怒... >
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ダメです。 家に帰ってきて一時間半ほど経過していますが、未だボーっとしてしまって夢見心地です。
私の憧れる写真家「王刚锋」にお会いしてきました。 ことの経緯を知らない方は、以下をご参考下されば、私の興奮の理由がお分かり頂けると思います。
http://www.karadakara.com/note/my/record/day/20090814_3lc4.html 8月14日「憧れの人に遭遇」 http://www.karadakara.com/note/my/record/day/20090827_3lc4.html 8月27日「憧れの人に・・・会えなかった」
昨夜からドキドキして眠れなかったですよ。 テレビ見ながら美容マッサージの上、パックまでしました。少しでも良く見られたい切ない女心。無駄な努力。 眠れないから真露飲んで、つまみに韓国ノリ食べたいのを「塩分はむくむから」とじっと我慢し、 歯を噛み締めるみたいに目をきつくつぶって一生懸命に寝ました。寝不足は脳とお肌に悪いもの! で、今朝はちゃんと早起き。なんといつもは10時起きの私が7時起きしましたからね。
10時に彼のスタジオに着き、個人的なインタビュー開始。 文革時の話や、劇的な速さで移り変わる中国の景色についてとか、 中国人の精神が荒廃した原因は何だとか、彼が好んで撮る辺鄙な地域と上海の格差等々、 いろいろ気になっていたことを聞き、失礼かな?と思う質問も中にはありましたが、 写真家さんはとても真面目に何でも答えてくださいました。 話している彼はとても穏やかで、声のトーンも落ち着いていて癒し系。 苦労人とは思えないほどに上品で知性を感じさせます。 時々冗談を言って笑う顔は50過ぎとは思えないほどにチャーミング。 その一方で彼の目は揺るがぬ意志や強い信念を宿していて、それはそれは人を惹きつける目でした。 映画監督チャン・イーモウの持つ目の光に似ています。思えば彼も同じ世代を生きた人ですね。
彼はCNNにかつて流れたジョニーウォーカーのCMを見せてくれました。 主人公は彼自身で「中国初のフリーランスカメラマンとして人生を真直ぐ生きる王刚锋」 というテーマで、次々に映される中国の景色の中で、彼が自分の生い立ちなどを早口に語るというもの。 最後にkeep walking...Johnnie Walkerとナレーションが入ります。 もうかっこ良くてクラッときました。VCDを頂いてきたので、ここに貼り付けて皆さんにも是非 お見せしたいのですが、やり方が分からなくて苦戦中です。 しかし貼り付けなくて良かった。grillさんの親切なご指摘でハッとしましたが、 うっかり著作権侵害するところでした。grillさんが探して下さったyoutubeでどうぞご覧あれ。
http://www.youtube.com/watch?v=Exn1vfabh7A 王刚锋氏主演CM
「これもあげるよ」 と彼が持ち出してきたのは写真全てに裏話などが記載された厚い写真集。 「いえいえ、買いますから」と言っても聞いてくれません。 その上、「ポスター持ってる?」と聞くので「売り物では見た事ありません」と答えると 弟子に命じて彼の代表三作の巨大ポスターを梱包して下さいました。 「買いますったら!」と言うのに聞き入れてもらえません。
ちょうど買おうと思っていた写真もあったので、それを二枚差し出すと定価の半額しか 受け取ってくれませんでした。 その上、「お昼食べに行こう」と近所の東北料理の店へ。ご馳走になっちゃいました。
頂き物をしたから言うのではありませんが、本当に自然体で気前が良く魅力的な人でしたよ。 最後に「私の友達になって下さいますか?」と厚かましくも聞いてみたら 「勿論」と答えて下さいました。やったー、図々しくて得した!! 結局、三時間半もずっと喋っていました。
次回は私が日本料理をご馳走する約束です。ゲンマンしてきましたよ。
中国に嫌気が差していた今日この頃、彼が救世主のように現れて私を中国好きに戻してくれました。 嫌な事やウンザリする事は山ほどあったけれど、彼の人格と才能に免じて全てチャラにしてもいいです。
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