maruomaruさん
最新の記録ノート
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09年10月31日(土)
かわいい来訪者 |
< カマキリを見る熱い...
| 北風が運んだ幻想 >
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私達が学費支援をしている天鳳(ティエンフン)の父親が崇明島から土産を肩に下げ、 胸に抱えてえっちらおっちらやってきたのはいつだったか? 先月のような気もすれば半年くらい前だったような気もする。
もうすぐ本帰国すると便りをしたら、今日は父親と娘の天鳳が二人でやってきた。 朝の7時に家を出て。今回は前回の倍の土産を抱えて。 豆、サトウキビもどき、そして前回の倍の大きさの、直径30センチはある巨大餅菓子。 サトウキビと餅菓子は申し訳ないが量が多すぎて私達は食べきれない。お裾分けしちゃう。 豆は前回、塩味で茹でたら、翡翠色した美しい塩豆になったので、今回も有難く頂く。
今回は前回と同じそれらの土産に加え、季節の食材、上海蟹が8匹・・・。
活きてます。 メチャメチャ活きてます。 元気です。
困ったわー・・・、これ。 しかも縛られてないのよ。 縛ってない上海蟹は共食いするし、蒸す時も逃げ出したくなるほどの怪力で暴れる。 そりゃ、熱いんだもの、暴れるのは当然なんだけど。 前にも人に頂いた上海蟹で大苦戦したので、台所の床で「ブチブチブチブチ」と 音を立てて泡吹いてる彼らを見て大困惑している。
さて、初めて会った高校生の天鳳、もはや上海では絶滅危惧種である純粋で真面目で 父親のことが大好きな高校生だった。
一緒にゴハンを食べている時に、「彼氏なんているの?」と聞いたら、 箸の先につまんでいた肉をボトンと落としてしまうほどにショックを受けてた。 「学生は勉強が本分だからゲームには興味が無い」なんて言う真面目な女の子で、中学生一年生に しか見えない彼女に彼氏がいるわけないのだけど、想像通りの反応だったので面白かったです。
彼女の父親は白血病を患っている。現在は症状も落ち着いて、上海の病院で月イチでもらう 薬を飲んで仕事をしているそうですが、薬代が高く、給料の殆どは治療代になってしまう。 確かに父親は顔がいつも青白い。
香港系ショッピングセンターの中央スペースでカルバンクラインの新作プロモーションをやっていて、 全身白塗りにした男女がパントマイムをしていた。この光景に二人とも大喜び。 父親は最後まで「本当に人間か?ロボットだろう?」と疑っていた。純粋だなぁ。どう見ても人じゃん・・・。
今回彼らとお昼を食べ、あちこち歩き回ったが、なにより腹立たしかったのは周囲の上海人の彼らに対する目。 彼らの言葉には上海人にはない訛りがある。それに身なりも、火に焼けた顔も、上海人とはまるで違う。 それだけで外地から出稼ぎに来てるウェイターやウェイトレスまでがあからさまに彼らを見下した態度をとる。 周辺で昼ゴハンを食べてる客達など、こちらが睨み返すまで凝視している。 だから上海人は嫌いだ。 外国人からみりゃ、お前らみんな「中国人」っていうくくりなんだよ。上海人だからって何だ!!ボケ! 金持ってるやつが偉いと思ってたら大間違いだ!・・・と叫びたいけど、間違いでもないんだよなぁ。そこが辛い。
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