さわやか?万ちゃんさん
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18年01月26日(金)
万ちゃん日記 (383)【”クロサワ(生きる)" & "芥川(羅生門)” 】〜今回(今年)こそリバウンドしない! |
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【昨日の事&今日起床時の感想】 (今日起床時の体重/体脂肪率/腹囲/昨日の運動 = 63.9kg/23.2%/75.0cm/ジム&ランニング)
○ 昨日は、ランニングの時間がかなり遅くなり、真冬にも関わらず、夜のランニング。 朝に氷点下を記録した日なので、特に、寒い、冷たい。
上下のヒートテック、ウインドブレイカー、その間にも着込んで、ランニング開始。 予想通りの寒さだったが、一方で、空気が非常に澄んでいたので、 途中の、「夢の大橋」、「レインボーブリッジ」、「ガンダム」のライトアップが、いつもより映える。
☆ 昨夜は、レンタルDVDで、『黒澤明』監督の『生きる』を観る。
最近、レンタルDVD&日本の昔の映画では、『OZU』作品を一通り観たので(←日記 (344)参照)、 今度は、世界の『クロサワ』の作品を、レビューし始めた。
レンタル店では、たまたま 「七人の侍」 が無かったので、今回、『生きる』を選択。 ずいぶん昔に、やはりビデオ(テープ)で観た記憶がある。
詳細のストーリーは、割愛。 定年前の市役所の課長、30年近く無断欠勤なるも、仕事への情熱もなく、ハンコだけ押す日々。 ある日、癌で余命幾ばくもないこと、悟る。 街で出会った小説家との遊興や、元部下の女性の奔放な姿を通じて、これまでの人生を悔いるが、 死の直前、最後に、市民の為の公園建設に奔走する、、、、
時代劇風の作品が多い『クロサワ』映画の中で、珍しい現代劇(1952年だが)。 そのヒューマニズムで、名作とされる。
ただ、同時代に、「OZU」 監督が、自然な日常生活を描きつつ、 ”家族”や”老い”を提起した作風に比べると、 この『生きる』は、個々の場面、例えば ”お役所仕事” が、 誇張され過ぎ(デフォルメ的)、との評も一部ある。
自分は、それでも、この作品が、 まだ戦後間もない時期にあって、今にも通じる幾つかの ”テーマ” が取上げられ、 まさに『生きる』ことを顧みさせられる、重厚な内容があると思う。
「OZU」 監督とやや異なる作風なるも、共通するところでは、 主役(志村喬)の名演技が光り、時折ユーモアも交え、カット技法も独特。 やはり、この『生きる』も、トータルでは ”面白い” 、、、、
これも毀誉褒貶あるようだが、『生きる』では、独特の ”ナレーション” が入る。 冒頭では、主役(市民課長)について、 「彼は時間をつぶしているだけだ。彼には生きた時間がない。つまり、彼は生きているとは言えないからである」 と、ボソッと紹介あり。
最近、『芥川龍之介』の『羅生門』など ”短編集” もレビュー(再読)し始めた。 ご存じの方も多いが、『羅生門』を始め、幾つかの『芥川』作品では、”作者” の説明(語り)が入る。 まさに、『クロサワ』の『生きる』での、”ナレーション”のよう。
また、『生きる』の後半では、葬式に残った市役所職員が、 公園建設での、主人公の ”尽力” ”貢献” について、様々な”証言”を行う、場面が続く。
この、登場人物による”証言” の場面&手法は、「藪の中」など『芥川』作品に見られる。 (なお、『クロサワ』の『羅生門』(1950年)は、『芥川』の 「藪の中」 を原作に、 『羅生門』の場面も取込んでいるもの)
『クロサワ』の『生きる』は、『芥川』作品とは直接関係は無いが、 こうした ”影響” ”繋がり” が見られる、感じられる。
『クロサワ』映画と、『芥川』短編集を、ほぼ同時にレビューし始めたのは、 まったくの偶然。 両者の繋がり、以前は全く知らなかった、気が付いていなかった、、、、、
《今日の食事の見込み》 【朝ごはん】ちぎりパン、サンドイッチ、おにぎり 【昼ごはん】スムージー 【晩ごはん】ビール1杯、日本酒2合、刺身、寄せ鍋
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