maruomaruさん
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09年04月08日(水)
バセドー病 |
< 現地化
| PAULのタルトと... >
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絢香という芸能人がこの病気に罹ったとかで、バセドウ病が突如として注目されている。 健康なら自動的に分泌されたり制御される甲状腺ホルモンが、システムの故障で出っ放しに なってしまう病気。なので、毎月血液検査で状態を確認しながら、投薬によって甲状腺ホルモンの 分泌を補ったり抑えたりしてバランスを整える。自動から手動へと切り替えるのが治療。
確かに完治が難しい上に、原因もまだ解明されてない病気だから難病は難病であるけれど、 投薬治療さえ続ければ普通の生活ができる病気だけに、あんまり「大変だ、大変だ!」と メディアが報道しているのを見ると、ちょっと居心地悪く思わなくもない。
以前勤務していた職場でも、二つの課だけでバセドウ病患者は4人いた。 調子が悪い時や投薬治療がうまく行ってない時は辛かったけれど、みな普通に仕事を していた。「バセドウ病は美人がなるんだよねぇ」なんて冗談言いながら。
バセドウ病と診断され、投薬治療が始まってからは普通の生活が可能になったが、 それまでは絢香という人が言うように、まったくもって辛かった。 しかし事態を悪くしたのは誰あろう医者。 最初、鬱病と見分けがつかない症状に心療内科へ相談に行ったのが運のつき、 それから半年もの間、精神安定剤と睡眠薬を飲まされ続けてしまった。 首も腫れていたのだし、医者だったら鬱病とバセドウ病の区別はついて欲しい。 半年後、痩せ続ける私を見た友人がバセドウ病を疑ってくれたお陰でやっと専門医へ。 そのあと、習慣化してしまった睡眠薬を抜くがなによりも大変だった。
完治が難しい病気だが、私の場合は完治してしまった。(再発するかもだけど、いまのところは) ここ上海でお世話になっていたのは、日本の大学で教育を受け、私も通院していた東京の 甲状腺専門病院で数年間研修を受けた経験のある上海人の女医だが、最初のうちこそ毎月 血液検査をして診察してもらっていたのが、今ではもう通院すらしていない。 もう一年半ほど投薬治療もしていない。 発症してから五年以内の短期間でで完治というのは珍しいケースらしく、件の女医さんは 私を題材に「バセドウ病と転地療法」という論文を書くんだと張り切っていた。
そんなわけでバセドウ患者だけど運動もできている。 いつか再発する可能性は大だけど、それまではこの状態を大いに楽しむつもりだ。
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