maruomaruさん
最新の記録ノート
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09年08月04日(火)
異文化コミュニケーション |
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< 気ばかりが焦る
| 原爆の日に思うこと... >
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上海交通大学の中国語コースで一年間一緒に学んだ韓国人の友達が、 夏休みを利用して上海に遊びにきました。
韓国で現役大学生のこの彼女"ヘラン"とは二期、一緒に勉強しましたが、 これがとても賢い娘で中間テストでも期末テストでも常に最高点はこの人。 私はどう頑張っても彼女が抜けなくて、最後の最後の期末テストで五科目中二科目だけ 彼女より良い点を取る事ができ、ライバルは自分・・・とは言え嬉しかったものです。 彼女が去ったあと、もう一期(半年)だけ私は学習を継続しましたが、その後は 向かうところ敵なしでした。ぶひひひ。
それは「中年の意地」の為せる業。 「年だから物覚えが悪い」「主婦は暇つぶしに学校に来てるから成績悪い」 なんて定説を是が非でも覆してやりたかったからです。 記憶力は低下しても応用力が増すのが年寄り。どちらも一長一短なんじゃー。 それにね、年をとって経験値が増すほどに効率よく勉強する方法を取得するものじゃ、参ったか。
成績自慢はさておき、思えば私はクラスで最年長。 それなのに自分の娘と言ってもおかしくない年齢のクラスのみんなは、良くまぁ あんなに遊んでくれたものだと思わず拝んでしまいそうになります。 アメリカ人、フランス人、韓国人、インドネシア人、オランダ人、その他のみんなと しょっちゅうゴハン食べたり遊びに行ったりお酒飲みながら、政治や宗教や恋愛や生き方や夢を語り合いました。 国が違えば考え方も多様です。 社会が非常に成熟しているオランダ人は、日本や韓国での女性の地位が現代に至っても低い理由が 分からないと散々質問攻めにしてきましたし「女性車両が存在する事にショックを覚える」なんて意見は こちらは考えた事もなかったので、なるほどという気持ちでした。 つまり「女性専用車両を儲けなくてはいけないほどにモラルや風俗が乱れている社会が信じられない」って ことを彼女は言いたかったわけです。「教育水準が高いはずなのに」とも言われました。 日本にいると当たり前に思ってしまっていることも、海外から見ればショッキングだったりするんですね。
たくさんあった交流の中でも、韓国人、インドネシア人、オランダ人と私で食事した日の会話は特に忘れ難い。 時はチ○ットで民衆や僧侶が暴れ、中国中がピリピリしていた頃。 私達はレストランで周りの中国人に聞こえないよう声をひそめながらその話をしていたのですが、 思いがけず意見が分かれました。
オランダ人:「人権が無視されている」チ○ットに対して同情的です。さすが人権先進国オランダ。
インドネシア華僑:「あの人達が暴動を起こすのはおかしい。だって中国のお陰であんだけ豊かにしてもらって 鉄道だって走るようになったのに、ひどい逆恨みだ。もともと国なんかなかった地域じゃないか。 民衆がダライラマの奴隷だったのを解放してやったのに、なんだあの仕打ちは!」
みんな互いの意見に耳を傾けます。私は黙っていたのですが、そこに韓国人の友人がおずおずと 「maruomaruの前で悪いんだけど」と前置きをした上で自分の意見を述べ始めました。 韓国人:「私は不勉強であの地域と中国の複雑な歴史のことをあまり良く知らないの。でもね、彼ら見ていて 考えることがある。それは韓国が日本の統治下に置かれ続けていたらどんなに悲惨だっただろうってこと。 想像するだけでドキドキしてしまう。本当に韓国が韓国人の手に戻って良かったと心から思う。 だから私はチ○ットに同情する」
これには全員が納得してしまいました。だって直接的ではなくても似た経験をした国の人が言うのですから 説得力が違う。インドネシア人の横でオランダ人が恥ずかしそうにしました。 「オランダはインドネシアを植民地にしていた時代が長かったけど、人の土地を奪って自分の好きにするなんて 最低よね。自分の国の過去を恥じるわ」 私も溜息をつきつつ「日本なんてオランダの比じゃないよ。インドネシアにも韓国にも中国にもマレーシアにも フィリピンにもひどい事したもの」
そこでみんなは笑い「あんなことが二度と繰り返されない未来を作ればいい」と乾杯と相成りました。 こういう対話が国単位で行われれば、きっと戦争なんて起きないんでしょうけどね。
このように国、文化、宗教、価値観、歴史背景が異なる同級生達との会話がどれだけ刺激的で どれだけ私の目を開かせたか。 私を呼ぶ彼女ら彼らの声、期末試験後の廊下で覚えている範囲内で答え合わせしてぎゃーぎゃー 一喜一憂した日、HSKを受ける面々でリスニング攻略のコツやらなにやら話し合ったときの真剣な眼差し、 それぞれ級を取得した時の歓喜の声、露出狂のストーカーに教室まで付いてこられた同級生を守るべく みんなで変質者を追いかけたことなど、いろいろな一瞬がキラキラする記憶となりました。
学校を離れた今もこうやって遊びに来てくれたり、ネット上で連絡を取り合っている同級生も たくさんいます。だから私達のコミュニケーションツールであるfacebookを閲覧不能にされるのは 本当に困ります。Youtubeの次はfacebookですか。勘弁してください。
ところでこの内容、大丈夫だろうか?検閲にひっかかっちゃうきゃも。
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