本屋で感じた現代中国【maruomaruさんの健康管理カラダカラノート】

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09年09月07日(月)

本屋で感じた現代中国

< 上海市民よ、私を怒...  | いらっしゃいません >
本屋で感じた現代中国 画像1

先週末は日本からのお客様とディープな上海を満喫してきました。
いやいや、楽しかったこと、楽しかったこと!
客人のお人柄でしょうか、その人懐っこい笑顔のせいでしょうか、
行く先々で人懐っこい親切でお節介な「古き良き上海人」に出会うことができ、
とても幸せな気分になりました。最近のささくれ立った心が慰められましたよ。
客人の彼もディープな上海をとても喜んで下さり、その嬉しそうな顔を見るだけで
私もツレも嬉しさ、楽しさ倍増でした。

さて、先週、学費援助をしている娘さんのお父上が突然我マンションに訪ねてきました。
彼女が住む崇明島という、上海から4時間ほどの田舎町の特産品をたくさん持って。
私のアゴくらいの身長の小さなお父さんは、目が離れていて口が大きく、とても愛嬌のある顔を
していて、以前彼女が送ってきた彼女の写真とそっくりでした。

緑色の棒みたいのは、サトウキビに似ているけれどサトウキビより細い植物で、固い皮を
歯で剥いて食べます。サトウキビより甘みが薄くてサッパリしています。
スーパーでは売ってなく、田舎の道路端などで売っているのを見かけたことがありますが、
ハウスキーパーに三分の二ほど差し上げたら「田舎の懐かしい味!」と喜んでいました。

左側の白い丸いのは、米粉で作ったパン・・・なのかな?
まだ食べてないのですが、冷蔵庫に入れておいたら石みたいに固くなってしまい、
もはやどうしていいのか分かりません。
右の粒粒はお豆です。これもどう調理したらいいのか今、思案中です。

彼女は今期(9月)から高校生です。
何かお祝いをと思って、本屋に行ってきました。
これまでは本屋に行っても洋書コーナーしか見てなかったのですが、
中国語の本を物色してみてビックリ。
日本の本を中国語翻訳したものが大量にあるんです!
大人気の渡辺淳一、村上春樹はコーナーまで設けてあるほどですし、東野圭吾や宮部みゆき、
果ては恋空や電車男、池袋ウエストゲートパークまで平積みになっているではありませんか!
新書も古いものも何でもある~!

文革(1966~1977)後半の74年に中国に国費留学した日本人には24時間の監視がつき、
寮から出ることすら禁止されていたというのに、二十年ちょっとでこの劇的な変化。
「はぁ~、中国も変わりましたねぇ~」と驚きながら本を眺めました。
変わったと言っても、日本という国で自由を空気のように享受してきた私には、今の中国でも
不自由に感じるのではありますが・・・。

悩んだ挙句に三冊購入。
一冊目:「遊遍世界」写真付きで世界の国々を紹介する本です。
一生懸命勉強して、いつか世界をその目で見て欲しいとの願いからです。

二冊目:村上龍「69」
この本、確か悪ガキどもが学校をバリケード封鎖するって話です。
先生や権威に奴隷の如く従順なこの国の若者をちょっぴり挑発する意味も込めて・・・。悪いオバサンですね。

三冊目:遠藤周作「沈黙」
これは私がちょうど高校生の頃にとても影響を受けた本です。
あの頃の私と同じ年頃の彼女が読んだらどう思うかな?と思ったのと、「69」があまりに
反社会的に思われるといけないのでバランスをとるために。

そんなこんなでブラブラしていたら走り損ねてしまいました。
今日は夕食後に走ってみるかな・・・。







【記録グラフ】
走行距離
6.8km
走行距離(km) のグラフ
ジョギング
50分
ジョギング(分) のグラフ
体重
50kg
体重(kg) のグラフ
コメント
grill 2009/09/07 20:42
真心が伝わるようなお土産ですね。
中国の娘さん、将来も楽しみですが、
現在の中国でどんなことを感じているのかも興味深いです。
 maruomaru 2009/09/08 00:03
さとうきびはかなりの重さでした。
荒縄で肩に掛けてえっちらおっちらバス乗り継いで来たのでしょうね。嬉しいです。
娘さん、夏休みの間に一週間の軍隊研修に無事行ってきました。驚きましたが、必須なんですって。
お洒落に夢中の15歳ですよ。勉強はあまりしてないかも・・・。
はりそん705 2009/09/07 22:54
お土産!!!
良いですね。
出来れば食べ方を教えてもらった方が良いのではないですか????(笑)

本屋さん。
興味ありますね。
初めて行った海外がシンガポールだったのですが、その時も本屋へ行き、
言葉は分かりませんので、もっぱら絵本コーナーで楽しみました。
中国のお嬢さま。
喜んでくれますよー。\(^o^)/「69」の感想を聞きたいですね。(笑)
 maruomaru 2009/09/08 00:12
豆ね、「炒めるの?」って聞いたら「それだと火が通らないから焼くの」って
返事が来たんです。
焼く?
豆を焼いて調理したことがないので、困っています。
本屋は面白いですよね~。
「69」・・・かなり冒険です。不良になったらどうしよう・・・?
「沈黙」も考えてみたら隠れキリシタン弾圧の話なんですよね。
この国の法○功大弾圧に重なってしまう。←これは本当にシャレにならないNGワードなので注意。
まぁ、中国語に翻訳されて本屋に置いてあるのだから良いか・・・なぁ?
saeco* 2009/09/07 23:59
おー、よかったですね:D
ほっとしますね、そんな人がいると。

遠藤周作が通ってた教会の近くに住んでます。
「わたしが・棄てた・女」がとても好きです。
沈黙、読んでいないので読んでみます:)
 maruomaru 2009/09/08 00:22
本当にホッとします。心が温まります。

遠藤周作が通っていた教会!おおっ!
私、大ファンだったんですよー。
多分、全作読んでいます。でも、昔の話なので、内容は殆ど忘れてしまいました。
一番最初に読んだのは「海と毒薬」だったかな。「わたしが・棄てた・女」も良かったですよね。
たろりん 2009/09/08 00:27
素敵なお土産ですね。パンはこちらの中華街であるような甘いもの?
ミルクに浸して蒸し器でふかすとか、復活できないかな~?
豆はきっと水かお湯に浸してふっくらさせるのだろうけど
「焼く」!?どうするんだぁ~?

maruoさんのチョイスは良いと思いましたよ~!
「69」「沈黙」どちらも多感なときに読むときっとなにか感じると思います。
書いてあることと伝わる思いはまた別ですしね。
学費援助の娘さん、きっと喜ぶことでしょう^^
 maruomaru 2009/09/08 10:55
蒸し器でふかしたら復活しそうですね~。
豆は煮込んでみようと思います。水かお湯に浸してふっくらさせるんですね。
煮豆初挑戦です。
本当は海外の名作にしようかと思ったんですね。
でも、バルザックやサマセット・モーム、高校生が読んでもつまらないだろうなーって
思いまして、思い切って知ってる本にしちゃいました。何か感じてくれるといいな♪
浜ジョー 2009/09/08 09:12
maruomaruさんは本。買われるのですね。私は図書館派。
百田尚樹の永遠のゼロ。お勧めします。
ただいま、読中ですけどね・・・^^
 maruomaru 2009/09/08 11:07
うちは本はバンバン買う主義です。
図書館って東京にいた頃に利用していましたよ!図書館とか本屋さん、大好きです。
永遠のゼロ・・・中谷美紀と渡部篤郎の顔が一瞬浮かびましたが、あれは「永遠の仔」でしたね。
調べたら特攻の話、是非読んでみたいと思いました。

YGT 2009/09/08 11:40
いやいや。
楽しませていただきました。^^
多謝多謝。
いろんな風景を目の当たりにして。
変化のスピードを垣間見た気がしました。
出版でもそんな動きが・・
中国やインドの(良くも悪くも)スピード感。
日本では味わえない感覚でもあります。^^
 maruomaru 2009/09/08 12:50
出版分野の激変ぶりには本当に驚きました。
ツレが言うには「ここ一、二年のことじゃあないかな?」と言ってましたが。
一昔前までは川端康成のみだったんですよ。それがIWGPですからね。
中国やインドはあまりに変化が早くて、瞬きしてる間にも変わってしまいそう!
YGT 2009/09/08 11:41
sweet 10 diamonds!
スゴイ宝だ!^^
 maruomaru 2009/09/08 12:51
んふふふ、
私のsweet10は国の宝、国の未来です。
朝露みたいに輝いて欲しいものだ。
こんなはずじゃない 2009/09/08 21:48
やっぱりその客人は、
我々の知っている方ですね~。↑
DEEPな上海…。興味津々。
 maruomaru 2009/09/08 23:22
そうすよ、そうっすよ~。
楽しかったよー、笑顔が素敵ないい人でしたよー。
次はそちらに行く予定があるそうですよね。
頭にねじったタオルの鉢巻して、腕組み姿でボートの舳先に立って迎えてやってくりっ!

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