maruomaruさん
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09年09月25日(金)
お別れね・・・。 |
< 松茸考
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ミンハンという郊外に住むマレーシア人友ウェンディにランチにご招待されたのでバスで向かう。 ミンハンは上海から車で40分くらいのところにある工業地帯で、近くに別荘地なども多くある 比較的静かな町。最近では、完成間近のマンションが横倒しになったことでその地名が知られたけど・・・。
ヴィラタイプの住宅群に入ったら敷地が広大。彼女のヴィラはどこかいなとオロオロ敷地内の道路を 歩いていたら、ウェンディの運転手がベンツで迎えに来た。 美味しいマレーシア麺やケーキを頂き、来賓全員が一斉に喋る旺盛なお喋りに聖徳太子みたいに なりながら耳を傾けたあとは、渋滞を避けてはやめにお開き。 友達たちはそれぞれ買い物にコーヒーにと分かれていったが、私は用があるので一人で 別の目的地へ向かう。
別の目的とは、4年間私の健康と中国語をサポートしてきてくれたマッサージ師 李勇くんの 里帰りに際しお別れとありがとうを言うこと。 勤務先を予定より早めに辞めてしまった彼に「お別れもいえなかったね」とメールしたところ、 山東省に里帰りする前に友達の按摩店で二日ほどブラブラしてるから最後の按摩に来たら?との 返事があったので、この機を逃したらもう会えぬと出掛けることにしたのだ。
足マッサージをしてもらいながら、これまで4年間を振り返る。
- 最初に会った時、私、中国語まるっきり話せなかったね。 - 一番最初に君から言われた言葉は"面の皮が厚い"だったよね。ひどい按摩師だねー - いろんな話したね。 - 政治の話でケンカしたこともあったね。 - 私の健康状態を医師よりも把握していたね。 - 中国語、たくさん教えてくれたね。どんな先生より優秀な先生だったよ。 - ジーパンの裾に犬の糞つけた状態で按摩に行っちゃったことがあったよね、 あの時は臭かったね。店が臭いなーって思っていたら、犯人は私だったんだよねー。 - 他の誰もが聞き取れなかった頃の私の中国語でも、君だけは即座に理解してたよね。
ありがとう、ありがとう。中国でたった一人の中国人の友達になってくれて、ありがとう。 あと数日で懐かしい故郷に帰れるね。 3年ぶりに会えるご家族が首を長くして君を待ってるよ。
店を出たら夕暮れ。 プラタナスの上に浮かんだ半月を見上げながら、家まで一時間ぶらぶら歩いて帰ってきた。 夕涼みする上海人達の幸せそうな表情を眺めながら。
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