maruomaruさん
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10年01月19日(火)
洗濯機、各国の事情 |
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日本に帰ってきて、5年ぶりに日本の洗濯機を使っています。 音は静かで洗濯中なのを忘れるほどだし、洗濯物の量に応じて洗濯時間も勝手に調整してくれるし、 朝寝坊をしたい時には便利な予約機能もあるし、終わったら終わったで音で知らせてくれる親切設計。 これ以上ないほどに使用者の立場に立った設計と言えます。こんなものを作るのは、 世界中どこを探したって日本しかない。 この設計には日本の住宅事情(音対策)や、忙しくなった人達への配慮(洗濯時間の短縮)などが 投影されており、更に「キレイにしたいが布は傷めたくない」「色落ちはイヤ」などの ワガママにもしっかり応えてくれています。 だから唯一の欠点は、すべての要件を満たしたからこそ発生してしまった「見た目はキレイでも 実は汚れは完全に落ちきってない」という点です。 そのため、部屋干しすると洋服の中の雑菌が繁殖して臭ってしまう。
上海にいた頃、アパートに取り付けてあったのはドイツ製のドラム式洗濯機でした。 これが凄い馬力で、洗濯物の量に関係なく「標準洗い」なら一時間半以上、一番短い「経済洗い」で ちょうど一時間かかりました。忙しい人に対する配慮ゼロ。 音なんてアナタ、「これはひょっとして洗濯機の形をしたヘリコプターで、このまま窓を突き破って 飛んでいってしまうのではないか?」と心配になるほど。テレビの音なんてまるで聞こえなくなります。 それだけしっかり洗うので、布が傷みは激しく、日本では一度も色落ちしなかった服が片っ端から色落ちし、 最初は大変でした。洗濯終了を知らせるシステムなんて当然ありません。 「おしゃれ着洗い」の機能もあるのですが、一度試したら大事なセーターが子供服になりました。 ドイツと日本の住宅事情や考え方の違いが、この設計の違いにも出ていますね。 ただ、汚れをしっっかり落としてくれるので、4年間ずっと部屋干しでも匂ったことは一度もありませんでした。 (洗濯機が一生懸命に汚れを落としてくれても、上海の水が茶色いから結局洗えば洗うほどに汚れるんですけどね)
日本の大手家電メーカーが中国進出を企てた時、中国の農村で市場調査をしたそうです。 実際に日本の洗濯機を使わせてみたところ、クレーム殺到。 その内容が、「畑で収穫したジャガイモを洗ったら泥が詰まった!何だ、この洗濯機は!」というもの。 マーケティング社員は膝カックンをされたような心持ちになったのではないでしょうか。 当時の中国の洗濯機、特に農村向け商品は(今もかもしれないですが)、洗濯機は服を洗うと同時に、 農作物の芋を洗う機能があったらしい。それができない日本製品とは何たる役立たずの不良品かと非難轟々。 私達にしてみれば、服と泥だらけの芋を同じもので洗うその発想が理解できませんが、 家電メーカーもやる気が失せたのか、やってみたけど失敗したのか、日本の洗濯機は中国では活躍してません。
一つの商品をとっても、各国、各地域のニーズや好みはまちまち。 面白いもんだなぁ~と洗濯をしながら考えています。
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