maruomaruさん
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10年01月29日(金)
自然の猛威と人間の無力さ |
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上海にいるマレーシア人の友人オイリンが恋しくなり、電話をする。 現地時間は朝8時。 いつもグダグダと11時頃にようやく起きてくる彼女の習性をよーく知っているので、 早すぎるのは承知で「wake uuuuuuppppppp!!!」と叫んでやろうと思ったら、何と起きてやがった。
「何で起きてるん?」と聞くと、
「ここ数日、朝早くからマレーシアから国際電話がひっきりなしにかかって来るんだわ。 あんたも会ったことがあるサイリー、覚えてる?マチュピチュに行って音信普通になってんの。 心配する親から電話がひっきりなしにかかってくるから、友達総出で追跡調査してんの」
なんと!
「まぁ、あのヘンはコカが日常的に食用、飲用されてるから、心配しなくても結構ハイで楽しく 救助を待ってるかもよ。ギャハハハハ」なんて笑い合ってから「不謹慎だよ」と突っ込み合い。 サイリーはじめ、観光客のみなさんが無事に救助されることを祈ります。
自然を前に、人間というのはちっぽけで無力です。 人間の英知が自然を超えるなどと思うのはとんでもない傲慢。科学技術がどんなに進歩しても 自然には勝てない。そんな存在になれたら、それは神です。
マチュピチュでただ救助を待つ観光客を思い浮かべながら、いつか訪ねたインドネシア、 北スマトラ州のブキットラワン村のオランウータンの森を思い出していました。 小さな村の中心には川が流れており、対岸がオランウータンの森、こっち側は人が住む村です。 村には西洋からやってくる観光客をあてこんだ土産物屋の小屋が軒を連ね、子供達が賑やかに遊び、 家々からは生活の煙が細く立ち上っていました。 川幅せいぜい10mほどの泥流激しい川を、カヌーのようなちっぽけな船に乗り、岸と岸を渡した綱を 伝いながら対岸に渡り、鬱蒼としたジャングルに入ります。そこにオランウータンが住んでいる。 木々を揺らしながら現れるオランウータンの迫力、自然とうまく共存しながら静かな生活を送る村人の 姿にとても心が動かされたものです。
その村を翌年、鉄砲水が襲いました。 私がインドネシアの腰巻きを買った店も、オヤツを食べた茶店も、泊まったホテルも、 みんな流されてしまった。犠牲者は250人近く。村一つが壊滅的被害を受けました。
人間は自然の前では虫ケラ同然に無力。 しかし同時に逞しい生き物でもあります。 そんな悲劇があった場所に人は二度と住まないのではないかという私の予想を裏切り、 「復興が進んでいるよ」と現地近くに住む友人から知らせが来たのは、それからまもなくのことでした。 今ではすっかり元通りになっていることでしょうね。
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