maruomaruさん
最新の記録ノート
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09年07月29日(水)
中国の果物と食の安全 |
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< 眠れない夜が私を太...
| 道路が河に・・・ >
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【今日やった運動】 ジョギング
【運動した時間】 65分(8.37km)
【今日の感想】将来は外でも走れるよう、フォームの修整を試みる。 やっぱり途中で辛くなっていつもの忍者走行に。 あるいは「廊下で走るんじゃない!」と怒られた学生の膝下だけを使った走り姿。 むくみは走ったらかなり良くなりました。
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何が好きって果物が大好物。 日本は何を食べてもある程度の安全性は確保されているし、その上とても美味しい。 ですけど、値段が高いですよね~。夕張メロンなんて、食べた事ないです。
中国に住んでいていいなぁと思うのは果物の安さ。 大きさにもよりますが、スイカを丸々一個買っても日本円で100円から300円。 マンゴーも旬であれば海南島のものが三個100円くらいです。 最近話題の新疆が産地のハミウリは、オレンジ色の果肉がしゃきしゃきと爽やかで、その甘さが 強いことから夏の人気もの。20~30㎝のラグビーボール型をしていてやはり300円~500円でしょうか。 私は日本人だから若干ボラれている可能性がありますから、地元民が買えばもっと安いかも。
今はハミウリや平湖のスイカに加え、無錫が原産の水蜜桃が旬を迎えています。 先週から最高級のものを買って食べていますが、三個300円とかなり高価ながら 肉質は柔らかく、みずみずしく、シロップのような強い甘さです。
どうしても気になってしまうのは安全性。
これはねぇ、さすがですよ。果物に限らずなんでもアリ。 「中国の果物って甘いよねー」と新しく中国に赴任してきた人達は喜びますが、私は苦笑いして 一緒に頷いています。だって私は知っている。その甘さの秘密。 上海に来て二年くらいの時でしょうか、ハミウリやスイカなどに度々見かける小さな穴に気付きました。 その穴は中心に向かって延びているので、最初は虫の仕業?と思って気にしなかったんですけどね。 ところがある日、その穴の先にシロップが溜まっているのに当たってしまって、すべてが明白に。 シロップを注射していたんですね。あの甘さはズバリ人工的なシロップの味だったんです。 果物の浸透率ってすごいらしく、注入された液体が全体に行き渡るのに一日かからないそうです。 サトウキビにまでこの穴とシロップ溜りがあったのには呆れました。 砂糖の原料に砂糖注射してどうするって・・・。 あ、一昨日食べた桃にも、ヘタ付近に気になる穴がありましたよ。アハハ。
まぁ、衛生上の問題はあるとしてもシロップくらいはヨシとしましょう。 怖いのは農薬や化学薬品です。 友人はかつて、天秤棒にかついで路上で商売していた婆さんから、ライチーを買って食べ、 口の周りがただれてしまったことがあります。 翌日のローカル新聞には「硫酸ライチーに注意」 なんでも青いうちに収穫したライチーを硫酸につけると赤くなるんですって。 そうやって見栄えをよくした方が売れるでしょ?客がどうなろうが知ったことか・・・ってことです。 他にも路上で売ってるものには注意が必要。 さくらんぼ、イチゴなどはスプレーで赤くしてるモノも多いです。
さくらんぼやイチゴ、ブドウなど、皮が剥けないものは農薬がバッチリ付着したまま食べる事に なりますから相当の覚悟が必要です。私はこの4年間、日系企業が生産するメチャ高い有機イチゴしか 食べてません。ブドウやさくらんぼなんて、4年間食べてない。
そう言えば、果物でなくてお茶なんですが、来てまだ日が浅い頃、四川省の峨眉山の土産物屋で ひどいものをつかまされたことがあります。 人参烏龍茶。烏龍茶の茶葉を丸めて、アマチャヅルの粉をまぶしたものなのですが、ぼられて えらい高額で買ってしまったこのお茶、お湯に入れると湯がたちまち鮮明な緑色に。絵の具色です。 着色してあったのー。しかも茶葉の三分の一はなんと、丸めたドロだったのーーーーーっ!!! ウソのような本当の話。しかし、中国にいるとこんなことばっかり。
さて、果物に戻ります。
ローワン・ジェイコブセン著の「ハチはなぜ大量死したのか」に書いてあるらしいのですが、 中国のリンゴ農家では春になると千人単位で人を雇うんだそうな。 なぜか。 人工で受粉させるため。 なんでも農薬を使いすぎた結果、ハチどころか、なんの生物も農園に寄りつけなくなったんですって。 虫も近づけないほど俗悪な環境で大勢の人を働かせ、農薬まみれに育ったリンゴを流通させる。
でもね、一事が万事こんな感じなんです。日本で紹介されてるのは氷山の一角。 実際はもう・・・想像を絶するカオス、何でもアリな世界、それが中国です。 ホルモン剤で家畜の成長を極端に促し、遺伝子組み換えで子供の頭ほどもある巨大玉葱を生産する。 いじりすぎた結果なのか、スイカの皮の部分にタネが並んでいたりします。寒気がしますよ。
中国の消費者も農薬には神経質で、あの手この手で農薬を落とそうとしており、農薬を落とすための 洗剤も売っています。でも、私はこういうローカル洗剤をそもそも信用しておらず、日本から入手した 洗剤を使っていますが、果物や野菜を泡で洗う切なさと言ったらありません。 医食同源を信じる国がこんなに危ないものを口に入れている。嘆かわしいことですね。
日本に帰ったら野菜をたくさん食べるんです。 野菜の本来の味、滋養をたっぷり取り入れて、体が喜ぶ声を聞きたいと思います。 値段は高いですけどね・・・。安全と信頼、これが一番重要です。
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