maruomaruさん
最新の記録ノート
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09年07月22日(水)
solar eclipse |
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< 上海の夏は空を燃や...
| 名古屋場所に思う >
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【今日やった運動】 ジョギング 【運動した時間】 65分(8.7km)
【新たな発見】 いつもはジムに誰も居ない時間帯に西洋人が二人。 皆既日食だから会社を休んだんだろうなー。
【今日の感想】 宇宙の神秘にエネルギーをもらい、元気に走れました。オオカミ女か、私は?
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上海で観測できる皆既日食は434年ぶりですって。 結局、日食眼鏡も買わずじまいだったので、さてどうするべーと思っていたのですが、 前日にアパートの何人かの保安の兄ちゃんに天気を聞いてみますと、 「明日?雨だよ。雷伴う大雨。一日中雨」
え?マジ?じゃあ、皆既日食は? 日本からそれ見る為にたくさんの旅行者が上海に来てるみたいよ。
「そんなもん見えないよ。雨、雨」
あらぁー・・・。
まあ、それが自然でしょう。 人間の都合なんてお構いなしです。それが偉大な自然の姿です。諦めましょう。
それでも今日、朝8時半くらいまでは雲の向こうに太陽が見えていました。 しかし9時を過ぎる頃には雲が厚みを増し、隙間なくびっしりと空を覆ってしまい、太陽を観測するのは 絶望的となりました。私は外にも出てないので実際どうなのよ?って感じですが、テレビで見る限り やはり部分日食がちらりと見えた程度みたいです。
やがて月と太陽が重なる時刻が近付くと、辺りがくらーくなってきました。 と思うやみるみる真っ暗に。 路上を走る車がライトを点灯し、街頭が灯りました。 反対に、オフィスビルやコンドミニアムからは灯りが消えました。 皆さん、この数分の神秘を楽しもうとしているのが分かります。 私も部屋の電気を全て消し、朝に訪れた夜を体感します。 外が完全に闇に包まれると、向かいの交通大学の校庭あたりから歓声が上がりました。 そしてカメラのフラッシュがあちこちで焚かれます。何を撮ってるのかしら? やがて空が明るくなり、上海は昼間の雨模様に戻りました。
他の地域ではどうだったのかしら? そう思い、NHKをつけてみると、ナイス!ちょうど日食特集が始まったところです。 ゲスト達は雨というネガティブな事態にやや困惑気味なのか、 「私、日食は晴れてないと楽しめないと思っていたんですけど、実はそうではないんですねー」 と、必死のフォローをしていたり、それに対して「沖縄のさとうきびは太陽の恵みですねぇ」と まるでとんちんかんなコメントを発してしまうゲストありで、番組冒頭、いきなり緊張しました。
しかし、なんのなんの、太平洋上と硫黄島ではすっばらしい皆既日食が観測できたではありませんか! 太平洋上に派遣されたNHKの神田アナは、自分が子供みたいに夢中になってしまっていて、それはそれで とても微笑ましかったですし、観測された日食も素晴らしかった。
しかし、何よりも秀逸だったのは硫黄島からのレポートです。 男性の解説員はワーワー喋るタイプの人ではありませんが、使う言葉が的確で、表現が とても分かりやすく、日食にそれほど興味の無かった私でさえ、彼が五感で感じるその神秘性を 共有できたほど。 壮絶な歴史を持つ硫黄島と、静かで美しい自然のコントラスト。我知らずためいきがでました。 すっぽりと闇に包まれた解説員、その遥か遠くの水平線は360度ぐるりと明るい光が差している不思議。 皆既日食の瞬間に「しばしこの瞬間をお楽しみ下さい」と沈黙したのも気が利いていて良かったです。 この解説員のお陰で、思いがけず日食を堪能することができました。
一つだけ残念だったのは、スタジオに夏風邪でもひいた人がいて、中継を伝えるシーンの最中でも 鼻を啜る音が定期的にしていたこと。耳障りでした。すごい興ざめ。どっか行って鼻かんで来て!って思った。
次に日本で見られるのは26年後ですって? どんな毎日を生きてるのかな、その頃の私は。
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